2017年5月18日の投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり6,040円のところ6,044円で着地しました。
新規物件を取得も内部成長

2016年11月1日にケーズデンキ新守山店(底地)(取得価格1,370百万円)を2017年1月31日に西友楽市守谷店(底地)(取得価格 4,111百万円)を新規に取得しました。また、2017年1月16日にウニクス伊奈の増築(取得価格91百万円)を行い、2017年3月31日現在におけるポートフォリオは、合計42物件(取得価格の総額164,338 百万円)となりました。
ケネディクス商業リートは商業施設特化なのですが、取得したのは底地2件と保守的な内容です。商業施設はオフィスのようにテナントに対して契約更新時に賃料増額交渉ができたり、テナントの収益に連動した変動賃料を導入するなどで賃料を収受することが特徴なのですが、底地にするとテナントの変動賃料が下落するリスクを回避することはできますが、内部成長は難しいです。ケネディクスは各アセットタイプごとに投資法人を運営しています。安定性であればケネディクスレジデンシャル投資法人で求められるものであってケネディクス商業リートに求められているのは多少リスクを採っても分配金上昇につなげる運用だと考えます。保守的な物件取得は残念です。
2017年3月31日期末のポートフォリオ全体で99.6%の稼働率。また、保有している商業施設のエンドテナント数は409件とテナント分散が図られたポートフォリオとなっています。
物件取得後もLTVは以前として低水準

2017年3月期は資産の取得にあわせた資金の借入れ(4,000百万円)を実施する一方、既存借入れの借換えを目的とした借入れ(6,500百万円)及び投資法人債発行の手取金の一部を返済資金として期限前弁済(600百万円)を行い、2017年3月期の借入金残高は72,700百万円、投資法人債を含めた有利子負債(有利子の敷金・保証金を除く)は74,700百万円となりました。
資金の借入れに際しては、返済期限の分散化と長期化を図り、財務戦略上の機動性や柔軟性及び平均借入コストのコントロールの観点から、一部短期借入れを行いました。また、長期借入金については金利上昇リスクをヘッジするため、金利スワップの活用等により、金利を固定化することに成功しています。
2016年10月31日に投資法人債を発行し、2017年3月31日の残高は2,000百万円となりました。調達した資金の額のうち、1,380百万円を2016年11月1 日に取得したケーズデンキ新守山店(底地)の取得資金及び付随費用に、600百万円を平成28年10月3日に借入れを行った借入金の一部期限前弁済資金に、それぞれ充当しました。
以上の結果、2017年3月31日現在の借入金及び投資法人債の平均残存年数は4.5年、加重平均金利は0.99%、長期負債比率は84.6%、LTVは40.4%となりました。
