2019年9月13日にサムティ・レジデンシャル投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり3,722円のところ3,723円で着地しました。
尚、利益超過分配金462円が含まれています。
コスト削減効果は来期以降

2019年7月期の外部成長については2019年2月28日にS-RESIDENCE葵(取得価格1,484百万円)、2019年3月29日にS-RESIDENCE志賀本通(取得価格1,150百万円)、S-FORT熊本呉服町(取得価格599百万円)、S-RESIDENCE本八幡(取得価格1,678百万円)の合計5棟の取得を行いました。2019年7月31日にはスポンサーでいるサムティ㈱へS-FORT山王(譲渡価格3,300百万円)の譲渡を行いました。2019年7月期末における投資法人の保有資産は96物件、取得価格の合計は90,842百万円、総賃貸可能面積は215,319.88㎡、稼働率97.0%となっています。
サムティ・レジデンシャル投資法人は賃貸住宅市場に関して、投資法人が主として運用する主要地方都市において、世帯数は引続き増加傾向で推移していることに加え、転出入者も転入超過が続いている一方で、賃貸住宅の供給は低位で推移していることから、今後も安定した需要が見込まれると分析しており、2019年7月期においては、地域の特徴や需要に合わせたリーシング活動の取り組みや、共用部や居室の改修等を進め、快適性、利便性、安全性等のユーザビリティの向上に取り組みました。調整後賃料単価は、地域の特徴や需要を把握した賃料設定や礼金収受などに取り組んだことから、堅調に推移しています。また、大規模工事の実施にあたり、サムティグループとの連携を図ることにより、コスト削減を実現に取組みました。上記の結果、2019年7月期の業績は、営業収益3,677百万円、営業利益1,818百万円、経常利益1,645百万円となり、当期純利益は1,644百万円となりました。
福岡銀行をアレンジャーとする実績を積む

2019年7月期の財務の動きは、2019年3月29日付にて、㈱三井住友銀行及び㈱福岡銀行より短期借入金(タームローン10-A)3,100百万円並びに㈱みずほ銀行より長期借入金(タームローン10-B)1,250百万円の借入を行い、新規取得4物件の取得資金(取得価格合計4,026百万円)及び付随費用に充当しました。加えて、2019年6月28日付にて、2019年6月28日返済期限の長期借入金(タームローン1-B)5,000百万円につき、㈱三井住友銀行及び㈱福岡銀行をアレンジャーとする協調融資団により長期借入金(タームローン11)への借換えを行いました。また、2019年7月31日付にて手元資金により、タームローン10-Aを期限返済しました。この結果、2019年7月期末時点における有利子負債残高は50,150百万円となり、LTVは51.6%となりました。2019年7月期末時点の格付評価は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR):長期発行体格付A-(安定的)
地方銀行である福岡銀行をアレンジャーとしたことはとても評価できます。地方銀行は自身がアレンジャーになるという選択肢はありません。そこをSMBCと連携としてですがアレンジャーとして福岡銀行が担当したことはサムティ・レジデンシャル投資法人も福岡銀行にもプラスだと思います。福岡銀行を中心とする地銀のみのシンジケートローンを組成するということも考えられます。
