2019年10月15日にヒューリックリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,410円のところ3,487円で着地しました。
スポンサーからの物件取得で賃貸事業利益は減少傾向

ヒューリックリート投資法人は、2019年8月期において、2019年6月にヒューリック銀座7丁目ビル(追加取得)及びヒューリック飯田橋ビルの計2物件(取得価格合計7,050百万円)を取得しました。その結果、2019年8月期末において投資法人が保有する物件は51物件、取得価格の合計は313,979百万円(百万円未満四捨五入)となりました。また、2019年8月期末におけるポートフォリオ全体の稼働率は100.0%であり、引き続き高い水準を維持しています。
上記の運用の結果、2019年8月期の営業収益は9,137百万円(前期比2.2%増)、営業利益は4,983百万円(前期比0.3%減)、借入金に係る支払利息等を控除した後の経常利益は4,362百万円(前期比0.9%減)、当期純利益は4,361百万円(前期比0.8%減)となりました。外部成長に積極的な投資法人の一つなのですがポンサーに対する依存度が高くNOI利回りも賃貸事業利益率もパッとしません。要するに取得価格が高いということです。もう少しポートフォリオ全体の利回りを気にした方が良いと思います。このままいくといちごオフィスリート投資法人とのそっくりさんです。
LTVは前期よりも上昇したものの問題無いレベル

資金調達については、2019年8月期において、資産の取得資金等に充当するため、2019年6月28日に7,050百万円の資金を借入れにより調達しました。また、同年8月30 日に返済期限が到来した長期借入金4,580百万円を長期借入金へ借換えしました。その結果、2019年8月期末の有利子負債残高は146,560百万円(短期借入金3,960百万円、1年内返済予定の長期借入金16,349百万円、長期借入金114,251百万円、1年内償還予定の投資法人債2,000百万円、投資法人債10,000百万円)となり、LTVは44.3%となりました。2019年8月期末時点の格付機関から取得している格付けは以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)・・・長期発行体格付:AA-(ポジティブ)
ヒューリックリート投資法人の資産運用会社であるヒューリックリートマネジメント㈱は、環境・社会・ガバナンスへの配慮が中長期的な投資主価値の最大化につながるという考えのもと、2016年3月に「サステナビリティ方針」を策定し、環境への配慮やテナント満足度の向上及び地域社会への貢献に係る取組みを実践しています。2019年に実施されたGRESBリアルエステイト評価において、環境配慮やサステナビリティに関する取組みについて「マネジメントと方針」及び「実行と計測」の両面で共に高い評価を受け、3年連続で「Green Star」を取得し、同時に「GRESBレーティング」においても、3年連続で上位から2番目の評価である「4スター」を取得しました。
