2018年2月15日にフロンティア不動産投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり10,180円のところ10,282円で着地しました。
期中運用についてのアピールが下手

2018年12月期の運用については既存物件の競争力維持・向上のための施策を行い、ポートフォリオの質と収益性、安定性の維持向上に努めました。2018年12月期末日現在におけるポートフォリオ全体の賃貸状況については、信用力の高いテナントとの長期固定の賃貸借契約を中心とした安定的なポートフォリオを維持しており、稼働率は100.0%となっています。
上記のような運用の結果、2018年12月期の実績として営業収益は10,349百万円、営業利益は5,451百万円、経常利益は5,177百万円となり、特別損失として大阪府北部地震に係る災害による損失を77百万円計上した結果、当期純利益は5,099百万円となりました。
2019年4月期は運用中のパピヨンプラザを大和リース㈱に譲渡する手はずとなっており、2020年2月以降に買い戻すことからそこについて集中しているようですね。他にもカナート洛北の増築棟建設工事が既に開始されていることからバリューアップを中心とした工事に終わられる運用となりそうです。カナート洛北は工事・建替え実施後に賃料は増額される予定であるため悪い工事では無いと思います。
格付機関からは軒並み高評価

今期の財務面ですがフロンティア不動産投資法人は、中長期的な分配金の安定成長を基本方針としており、当期も引き続き、財務の安全性向上に留意しつつ、調達先の拡大、調達手段の多様化、返済期限の分散、長期固定化の推進を意識した資金調達を行いました。その結果、2018年12月期末日現在の借入金等の残高は、短期借入金2,000百万円、長期借入金86,400百万円及び投資法人債券5,000百万円の合計93,400百万円となっています。また、資金調達の多様性・機動性を保持するため、2006年12月26日付でS&Pグローバル・レーティング・ジャパン㈱から、2009年6月30日付で㈱格付投資情報センター(R&I)から、2015年12月22日付で㈱日本格付研究所(JCR)から、それぞれ発行体格付を取得しています。
S&Pグローバル・レーティング・ ジャパン㈱
長期会社格付: A+(安定的)
短期会社格付: A-1(安定的)
㈱格付投資情報センター(R&I)
発行体格付: AA-(安定的)
㈱日本格付研究所(JCR)
長期発行体格付: AA(安定的)
財務面の安定性については申し分ないですね。ただ不動産マーケットが高止まりしている影響もありやや間延びした感じがあります。もともと投資家さんへのアピールが上手くないので決算短信や決算説明会資料においても当期の業績についての記載が明らかにシンプル過ぎることが物語っています。ただし、2019年6月期はパピヨンプラザの建替えについての情報を開示する必要があると思うのでもう少し資料の見せ方といったものを意識して欲しいと思います。多分、格付機関向けは詳細な資料を提出しているんでしょうけどね。
