2018年2月18日にマリモ地方創生リート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,750円のところ3,445円で着地しました。
尚、利益超過分配金が451円含まれています。
光熱費の削減、駐車場の誘致など地道な運用は◎

2018年12月期においては、アルティザ相武台にて大規模修繕工事を実施する等、保有物件の改修工事を複数、実施いたしました。また、全物件において、本資産運用会社とプロパティマネジメント会社である㈱マリモの各拠点との一体的なプロパティマネジメント業務の推進を通じて、各地域の特色を踏まえたリーシング活動や個別物件の特性・稼働状況を踏まえたテナント募集条件の設定などを行い、さらに、レジデンスの水廻り設備及びデザイン性・耐久性に優れた床材へのバリューアップ工事をテナント入替時に実施し、敷地内駐車場の一部にコインパーキングを誘致、無料インターネット(Wi-Fi)導入、宅配ボックスの新規設置などといった機能性・利便性等の向上及び顧客満足度の向上に向けた運用を行いました。この結果、2018年12月期末における投資法人の保有資産(25物件、取得価格の合計24,525百万円)の稼働率は98.1%、期中平均稼働率は98.4%となりました。また、コスト削減につきましても、アルティザ上前津Ⅱ、アルティザ千代田、MRRくまもと、MRRさせぼ、MRRいとしまにて電力供給会社の切替えによる水道光熱費の削減、環境への配慮・取組みとして、MRRデルタビルの 空調設備交換、MRRいとしまの独立看板照明器具のLED化をそれぞれ実施しました。
上記の結果、2018年12月期の業績は、営業収益1,093百万円、営業利益471百万円、経常利益395百万円となり、当期純利益は395百万円となりました。
地銀の融資意欲を利用できればチャンスはあるかも

2018年12月期においては、2018年1月23日付にて借入れた長期借入金(トランシェ3-B:借入残高145百万円)について、2018年9月14日に還付された消費税還付金(130百万円)及び手元資金により2018年11月1日付で期限前返済を行い、2016年8月1日付にて借入れた長期借入金(トランシェD:借入残高1,447百万円)のうち、7百万円について2018年8月1日付で、また、7百万円について2018年11月1日付で、手元資金により約定返済を行いました。この結果、2018年12月末時点における借入金残高は、13,102百万円となり、LTVは47.7%となりました。LTVは徐々に減少してきており、安全性は高まってきていると思います。平均借入金利も0.76%ということで地方の物件の取得に際してもレンダーの融資姿勢は引き続き良好だと言うことが言えると思います。
マリモ地方創生リート投資法人のスポンサーの㈱マリモが広島を本拠地とする企業のためかレンダーポートフォリオのうちメガバンクは1行という点がユニークです。りそな銀行や新生銀行など準メガバンクもいるのですが借入割合としては大きくありません。広島銀行が有利子負債全体の20.6%、福岡銀行が10.7%、三重銀行が10.5%と、マリモ地方創生リートまさに地銀にとって格好の貸付相手だと考えられます。地銀はその縄張りの地域の企業に貢献することが目標ですが、どこの地銀も四の五の言ってられない経済環境なのでマリモ地方創生リートはそこを逆手にとり西日本以外のエリアについても取得の検討を進めて欲しいと思います。
