2017年10月13日のラサールロジポート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,345円のところ2,379円で着地しました。
外部成長のタイミングを謀り過ぎている

2017年8月期の運用面での動きですが決算短信には2017年8月期末までの保有9物件(取得価格合計173,390百万円、賃貸可能面積752,117㎡)の運用を着実に行い、ポートフォリオ全体の2017年8月末時点の稼働率は98.6%と良好な稼働状況としています。
・・・まあ要するにほぼ何もしていなかったみたいですね。2017年8月期から上場時に取得した物件の固都税の負担が発生しています。これにより賃貸事業利益率も75%水準から65.4%と一気にダウンしています。せめて修繕費の削減などコスト削減を中心に行ってもらえれば良かったと思います。一応、外部成長としてはロジポート川越を1棟取得しているので増収・増益とはなっていますが、もう少し運用面に力を入れて欲しいものです。ロジポート川越の固都税も2019年8月期には表面化してくると思うので外部成長・内部成長についてしっかり成長計画を固める必要があると考えます。わずか9棟ではポートフォリオもクソも無いですから。
財務体質は良好

2017年8月期財務面はの2017年7月13日付で発行した第3回無担保投資法人債(特定投資法人債間限定同順位特約付)3,500百万円を原資の一部として、長期借入金3,540百万円の期限前弁済に充当しています。
上記の結果、2017年8月期末におけるラサールロジポート投資法人の有利子負債の残高は71,030百万円、LTVは38.6%となっています。DSCRは15.3%と良好な水準でLTVも低いのでもっと外部成長に力を入れるべきですが、2018年の大量供給までは動かない方が良いという判断なのかもしれません。この点については注意深く見守りたいと思います。ですが、間違い無く物流系J-REITではワースト1の運用成績だと思います。NOI利回りもロジポート川越の固都税が表面化してくることを考えると低いと思います。スポンサーがファンド会社であるため投資法人への関わりが非常に希薄でGLPや日本プロロジスに見られるスポンサーの動きがほとんど見えません。ラサールロジポートについてはちょっと将来が不安ですね。
