2018年10月12日に日本リテールファンド投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり4,430円のところ4,430円で着地しました。
リニューアルを行ってはいるがNOI利回りは低下方向

2018年8月期については、新規1物件(Gビル阿倍野01アネックス棟(底地))の取得を実施しました。また、投資法人が外部成長戦略の一つとして位置付けている資産入替えの一環として、GMSタイプの2物件(イトーヨーカドー川崎店(本館・アネックス)、イオン戸畑ショッピングセンター)を売却しました。更に、ポートフォリオ・マネジメントを通じた更なる成長のための施策の一つとして位置付けている「既存物件の価値向上」策の一環として、あびこショッピングプラザ、mozoワンダーシティのリニューアルを実施しました。あびこショッピングプラザでは、デイリー性の高いテナントの移転増床と合わせ、「暮らしと、街の、まんなかに」のコンセプトに基づき、自然環境と調和した改修を行うと共に、子供が遊べるキッズゾーンやオープン型ラウンジを設置しました。
mozoワンダーシティでは、2015年9月に実施した第1期リニューアルに続く第2期リニューアルとして、2018年春から2019年春にかけて開業以来一度もテナント入替えがなかった大型区画を中心に、周辺競合施設と差別化できる新規テナントや、大手セレクトショップ等の高感度テナントを多数誘致し、順次リニューアルオープンしています。
2018年8月期末で保有する資産の稼働率については、都市型商業施設56物件では91.5%と一部物件のリニューアル等の影響により、一時的に低下をしていますが、都市近郊型・郊外型商業施設42物件は99.7%と引き続き高い稼働率を維持しています。上記等の結果、期末現在において、投資法人の運用資産は98物件、取得価格の総額8,886億円、鑑定評価額の合計9,852億円、総賃貸可能面積2,442,275.77㎡、テナント総数960、ポートフォリオ全体の稼働率は98.6%となりました。
グリーンボンド債発行で資金調達の多様化進める

2018年8月期は、投資法人が保有するグリーン適格資産(適格クライテリアを満たす新規及び既存の特定資産)であるGビル吉祥寺02の取得資金の一部である既存借入金80億円の返済資金に充当するために、2018年5月にJ-REITで初となる第1回グリーンボンド(第12回無担保投資法人債)80億円を発行しました。また、2018年3月及び2018年7月に既存借入金238億円の返済資金に充てるために長期借入金238億円の借入を行いました。2018年8月にはイトーヨーカドー川崎店(本館・アネックス)の譲渡により得られた売却資金を基に、変動金利にて借入を行っていた長期借入金80億円の期限前弁済及び短期借入金50億円の期日弁済を行いました。これらの結果、投資法人の2018年8月期末の有利子負債残高は3,927億円、うち、長期借入金は3,552億円、 投資法人債は375億円となりました。長期負債比率については100.0%、固定金利比率については99.0%、LTVは44.2%となっています。
