2019年4月15日にOneリート投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり6,000円のところ6,999円で着地しました。
物件の質はともかく稼働率は高い

Oneリート投資法人の2019年2月期の外部成長については、2018年9月3日付でクレシェンドビル(取得価格2,466百万円)を取得し、また、2018年9月21日付で東京パークサイドビル及び肥後橋センタービルの2物件(取得価格合計19,380百万円)を取得しました。これらの資産の取得により、ポートフォリオ及びテナントの分散を通じた収益基盤の安定化を図りました。
また管理面については、マーケット動向に合わせた賃料の増額交渉に取り組むとともに、テナントニーズや物件毎の特性を踏まえた最適コストの実現を図り、稼働率の維持・向上、賃貸事業収支の向上に努めました。この結果、2019年2月期末の投資法人の保有資産合計は26物件(取得価格合計102,229百万円)、総賃貸可能面積は160,906.07㎡、また、2019年2月期末の稼働率は99.2%となりました。
オフィスビル賃貸市場においては、大規模ビルを中心に供給量の拡大が続いていますが、中規模ビルの新規供 給は限定的と見られます。好調な企業業績に支えられオフィス需要は依然として旺盛であり、オフィスの需給バランスは引き締まった状況が続き、賃料は当面緩やかな上昇が続くと予想されます。今後は、企業収益の動向を踏まえたオフィス需要の推移及び賃料水準の上昇傾向の持続可能性を注視する必要があるとしています。オフィスビル売買市場においては、良好な資金調達環境を背景として取引価格は高止まりが今後も続くと分析しており、厳選投資の姿勢を堅持するとしていることから小規模の物件取得で成長していくものと考えられます。
三菱UFJを完全無視のポートフォリオ

2019年2月期の財務の動きについては、2018年9月3日にみずほ信託銀行㈱及び㈱みずほ銀行からの借入れにより2,700百万円を調達し、クレシェンドビルの取得資金及び付随費用に充当しました。 また、2018年9月20日を払込期日とする公募増資により10,601百万円(発行価額の総額)を調達するとともに、2018年9月21日付でみずほ信託銀行㈱及び㈱みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケートローンにより8,300百万円を調達し、東京パークサイドビル及び肥後橋センタービルの取得資金及び付随費用の一部に充当しました。さらに、2018年10月17日を払込期日とする公募増資に伴う第三者割当増資により530百万円(発行価額の総額)を調達しました。この結果、2019年2月期末での借入金残高は51,198百万円となり、LTVは46.2%となりました。
Oneリート投資法人のスポンサーがみずほグループということもあり、当然レンダーフォーメーションはみずほ銀行とみずほ信託銀行が43.2%を占めていますが、単一銀行では実は三井住友銀行が23.4%とトップとなっています。その後、新生銀行、りそな銀行と続くのですが、三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行を完全に無視する潔さが個人的には気に入っています。みずほ銀行等がスポンサーとしてしっかりOneリート投資法人を支えて欲しいと思います。
