2019年10月15日にOneリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が6,900円のところ7,062円で着地しました。
内部成長に注力し賃料増額を実現

2019年8月期の外部成長については2019年8月29日付でMSB-21南大塚ビルの取得に係る優先交渉権を取得しました。また、マーケット動向に合わせた賃料の増額交渉に取り組むとともに、管理面では、テナントニーズや物件毎の特性を踏まえた最適コストの実現を図り、稼働率の維持・向上、賃貸事業収支の向上に努めました。この結果、2019年8月期末の投資法人の保有資産合計は26物件(取得価格合計102,229百万円)、総賃貸可能面積は160,888.20㎡、また、稼働率は98.9%となりました。
上記の運用の結果、2019年8月期の業績は、営業収益4,046百万円、営業利益1,956百万円、経常利益1,696百万円、当期純利益1,696百万円となりました。特筆すべきはやはり内部成長で、期末の稼動率が98.9%と前期より0.3%下げてはいますが賃料増額実績は2019年2月期が2,569千円/月から2019年8月期は3,806千円/月と大幅に上昇しました。
有利子負債の平均残存年数の伸長に成功

2019年8月期の財務の動きは、2019年2月期(第11期)に取得した資産に係る消費税の還付金及び手元資金を原資として、2019年6月28 日付で既存借入金300百万円の期限前返済を行いました。また、2019年8月5日付で投資法人初となる投資法人債(発行総額3,500百万円)を発行し、有利子負債の返済期限の分散化、平均借入期間の長期化、資金調達手段の 多様化を図りました。当該発行による調達資金を利用して、2019年8月30日付で既存借入金2,700百万円を期限前返済しました。この結果、2019年8月期末の有利子負債残高は51,698百万円となり、LTVは46.3%となりました。初の投資法人債発行で有利子負債における平均金利は0.612%から0.637%と上昇しているのですが、平均有利子負債残存年数は2.02年から3.69年とキャッシュフローに余裕も持たせることに成功しています。スポンサーがみずほグループということもあり財務戦略においては他の投資法人よりも実行が早いという実感です。
