2021年6月15日に星野リゾート・リート投資法人の決算が発表されました。分配金は当初の予想一口当たり分配金が6,390円のところ6,406円で着地しました。
競合よりは良い稼働率

2021年4月期は外部成長の動きはありませんでした。運用面は保有するホテル・旅館において、安定した収益の確保を図るべく運用を行いました。本投資法人の保有物件については、同感染症の影響を相応に受けているものの、星野リゾートグループが運営するホテル、旅館及び付帯施設においては、マイクロツーリズムや3密回避滞在の提唱等により、緊急事態宣言下においても、同業他社と比較して一定の需要を獲得しているとし、厳しい環境ながら地道に営業努力をしています。2021年4月期の業績は、営業収益4,591百万円、営業利益1,816百万円、経常利益1,422百万円、当期純利益1,466百万円となりました。
星野リゾート・リート投資法人は観光市場においては、同感染症の影響により、2020年2月以降、順次水際対策が強化されたことに伴い、2020年3月から2021年2月までの訪日外国人旅行者数(日本政府観光局推計値)が前年同期比98.6%減と大幅に減少したことに加え、社会経済活動の抑制により国内需要も減少し、2020年3月から2021年2月までの宿泊旅行統計調査の延べ宿泊者数(観光庁速報値)は前年同期比56.1%減となっています。旅行需要の回復や観光関連消費の喚起を図ることを目的として、2020年7月から開始された「GoToトラベル事業」により、一時は国内需要に回復の動きがみられたものの、その後の同感染症の感染再拡大に伴い、2020年11月以降、同事業が一時停止となった上、緊急事態宣言の再発出もあり、2021年以降も厳しい状況が続いていると分析しています。
コロナ禍でも格付けはA(安定的)を維持・・・JCRだけど
+
2021年4月期においては資金調達の動きは、2020年1月31日に借入れにより調達した短期借入金の残元本総額1,400百万円の既存借入金の返済期限の到来にあたり元本返済資金を調達するため、2021年1月29日に借入れにより長期借入金1,300百万円の調達を行いました。また、2016年7月19日に借入れにより調達した長期借入金の残元本総額860百万円及び2016年11月1日に借入れにより調達した長期借入金の残元本総額2,000百万円の既存借入金の返済期限の到来にあたり元本返済資金を調達するため、2021年4月30日に借入れにより短期借入金450百万円及び長期借入金2,410百万円の調達を行いました。なお、借入金の約定弁済等があった結果、2021年4月期の有利子負債残高は67,690百万円となり、LTVは38.3%となりました。2021年4月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、発行体格付:A、格付の見通し:安定的
