2020年4月16日にオリックス不動産投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,710円のところ4,058円で着地しました。
稼働率は0.1%と微増だが賃貸事業収入は252百万円も増加

2020年2月期は、2019年9月に「フェリチタ三条木屋町」(取得価格3,120百万円)、2019年10月に「TOKYUREIT赤坂檜町ビル」(準共有持分49%)(取得価格2,352百万円)、2019年12月に「渋谷TSKビル」(取得価格2,197百万円)及び「那覇新都心センタービル」(準共有持分50%)(取得価格10,000百万円)を取得しました。また、2019年9月に「岡山久米商業施設」(売却価格2,750百万円)、2019年10月に「KN自由が丘プラザ」(準共有持分49%)(売却価格1,548百万円)及び2019年12月に「aune札幌駅前」(売却価格3,134百万円)を売却しました。投資法人では、オリックスグループの専門性と全国ネットワークをORIXシナジーとして活用し、投資法人の資産運用会社であるオリックス・アセットマネジメント㈱によるダイレクトPMを通じた物件の競争力向上やテナントリレーションの強化を図っています。投資法人の保有する不動産関連資産の稼働率は、2020年2月末において99.3%と高稼働を維持しています。これらの結果、2020年2月期の実績として営業収益26,374百万円、営業利益13,477百万円、経常利益12,199百万円、当期純利益12,184百万円を計上しました。
固定金利比率を高める戦略にでるか?

資金調達の面では、期限の到来した既存の借入金の返済資金に充てるため2019年9月から2020年2月までに15,530百万円の長期借入を行い、「フェリチタ三条木屋町」の取得資金として2019年9月30日に3,120百万円の短期借入を行いました。2019年10月には短期借入金5,120百万円の一部繰上弁済資金として3,000百万円の投資法人債を発行しました。結果として、2020年2月末時点における借入残高は269,537百万円、投資法人債残高は22,500百万円、有利子負債残高は292,037百万円となり、LTVは42.9%、固定金利比率は89.8%、長期負債比率は84.2%となりました。
固定金利比率は89.8%と割と変動の割合が多いオリックス不動産投資法人の借入構成ですが、今後はどのような財務戦略を採ってくるのかは個人的には興味があります。オリックス不動産投資法人はその名の通りスポンサーがオリックスですから固定化することについてレンダーが取引を嫌がるということは考えにくいので財務戦略として採りえる選択肢は多いと思います。
