2024年2月19日にジャパンエクセレント投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,800円のところ2,800円で着地しました。
既存物件の追加取得を実施

2023年12月期はスポンサーである日鉄興和不動産㈱よりグランフロント大阪(うめきた広場・南館)及びグランフロント大阪(北館)を追加取得(取得価格:計83億円)した他、大崎ブライトタワー・大崎ブライトプラザの取得(取得価格131億円)を決定しました。オフィス賃貸市場では、新型コロナウイルスの5類移行に伴う出社率の向上、企業業績の回復や人材確保等を目的とする立地・グレードの改善や拡張等の前向きな移転が増加してきたこと、並びに足許の新規供給が山場を越えたこと等を受け、東京ビジネスエリア(都心5区)の空室率は6%前半(三鬼商事㈱公表)での推移から、2023年7月以降はやや低下基調が継続しています。また賃料についても、徐々に下げ止まりの傾向がでてきており、2023年12月には41ヶ月ぶりに新規成約賃料がわずかながら反転することとなりました。2023年12月期末におけるジャパンエクセレント投資法人の全保有運用資産は35件、取得価格総額は2,819億円、総賃貸可能面積は314,924.82㎡(95,264.76坪)となっています。なお、稼働率につきましては、大口の空室を抱えていた武蔵小杉タワープレイス等の空室埋め戻しを進めたことにより97.9%に改善しています。業績は、営業収益10,857百万円、営業利益4,665百万円、経常利益4,050百万円、当期純利益4,049百万円となりました。
短期借入金の利用で支払利息削減は〇

財務戦略としては、金利の固定化比率、残存期間、返済期限の分散化に留意しつつ、金融コストの低減を図ることを基本方針とする資金調達を継続することで、安定的かつ健全な財務運営を継続していきます。また、資金調達手段の多様化による調達基盤の維持・強化の観点から、グリーンファイナンスやサステナビリティファイナンスなどの新しい調達手法にも取り組んでいます。2023年12月期期は、12月に追加取得したグランフロント大阪の取得資金83億円のうち、50億円を短期借入にて調達し、長短金利差を活かして調達コストを引き下げる工夫を行い、また残り30億円をグリーンローンによる長期固定借入(期間10年)とするとともに、償還を迎えた投資法人債20億円に対しては同額の投資法人債を期間10年で起債し、借入比で有利な長期調達を実施しました。また、11月に返済期限が到来した107.7億円の借入金については、長期変動金利(平均借入期間6.5年)の活用等により金融コストの削減を図りました。これらの結果、当期末における有利子負債平均残存期間は4.1年(前期末比0.3年長期化)、LTVは、グランフロント大阪を追加取得するにあたり借入を実施したことで43.6%(前期末比1.6ポイント上昇)となりました。なお、資金調達の安定化及びリファイナンスリスク軽減を図るべく、従来から借入極度額140億円のコミットメントラインを設定しています。2023年12月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付けの見通し:安定的
