2020年2月14日にフロンティア不動産投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が10,520円のところ10,526円で着地しました。
物件取得の時期が少しズレている

2019年12月期の外部成長については2019年9月5日にスポンサーからの池袋グローブ(取得価格10,500百万円)の取得や既存物件の競争力維持・向上のための施策を実施し、ポートフォリオの質の向上及び収益の安定性向上に努めました。2019年12月期末におけるポートフォリオ全体の賃貸状況については、信用力の高いテナントとの長期固定の賃貸借契約を中心とした安定的なポートフォリオを維持しており、稼働率は99.7%となっています。
上記のような運用の結果、2019年12月期の実績として営業収益は10,505百万円、営業利益は5,777百万円、経常利益は5,464百万円、当期純利益は5,463百万円となりました。
また、決算発表日の2020年2月14日付でTENJIN216(福岡県福岡市)、ララシャンスHIROSHIMA迎賓館(底地)(広島県広島市)の地方の商業施設2棟の取得を発表しました。コロナウイルスにの影響で中国人旅行者が減少している中での取得決定ですが、ララシャンスHIROSHIMA迎賓館は底地だから大きな影響は無さそうですがTENJIN216(福岡県福岡市)はテナントにダメージがありそうですね。まあ、数か月赤字だから撤退するなんて脆いテナントでは無いでしょうか、ホテルだけでなく、商業施設についても顧客ポートフォリオを改善する必要がありそうですね。阪急阪神リート投資法人や他にも一部の投資法人ではテナントの事業ポートフォリオについて意識しているのでテナント・投資法人が一体となった集客を考える必要があると思います。
3社からの格付け取得で安全性は高い

以前からフロンティア不動産投資法人は中長期にわたり安定的な分配金の配当を行うことを基本方針としており、2019年12月期においては池袋グローブ(共有持分50%)の追加取得に合わせて、2019年9月に公募増資及び第三者割当増資による新投資口の発行により、9,868百万円の資金調達を行いました。また、借入においては調達先の拡大、調達手段の多様化、返済期限の分散、長期固定化を推進し、財務の安定性向上に努めました。その結果、2019年12月期末の借入金等の残高は、短期借入金2,000百万円、長期借入金99,900百万円及び投資法人債券11,000百万円の合計112,900百万円となっています。また、資金調達の多様性・機動性を保持するため、格付けを取得しており2019年12月期末の評価は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、AA-(格付の見通し:安定的)
・S&Pグローバル・レーティング・ジャパン㈱(S&P)、(長期:A+安定的)(短期:A-1)
・㈱日本格付研究所(JCR)、AA(格付の見通し:安定的)
