2021年1月20日に大和証券オフィス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が13,700円のところ13,817円で着地しました。
既存テナントの内部増床は良い傾向

2020年11月期においては、巡航EPS(物件売却益を控除したEPS(1口当たり当期純利益)をいいます。)を中長期にわたり成長させるため、物件の取得により収益の向上を目指す「外部成長」並びに既存物件の利益の最大化を目指す「内部成長」に引き続き取り組みました。
外部成長においては、2020年11月に、本投資法人として初の開発プロジェクトの開発用地として「日本橋馬喰町一丁目開発用地」(取得価格3,775百万円)を取得しました。また、2020年11月に、「Daiwa新橋510ビル」(譲渡価格2,530百万円)の譲渡を実施しました。これにより、2020年11月期における本投資法人の運用資産は、物件総数60物件、取得価格合計464,878百万円となりました。
内部成長においては、既存テナントとのリレーション強化による内部増床ニーズの取込み、賃貸仲介会社並びにプロパティ・マネジメント会社との連携強化等、積極的なリーシングを実施しました。これにより、2020年11月期の稼働率は98.9%となりました。実績は、営業収益14,849百万円、営業利益7,715百万円、経常利益7,125百万円、当期純利益は7,124百万円となりました。
決算説明会資料に詳しく記載されていますが、2020年11月期の入退去の推移ですが、コロナ環境下ということもありコスト削減による退去11件、縮小移転が12件と退去を余儀なくされたテナントが多かったものの拡張移転による入居が18件もあるというところが驚きです。こういった状況でも上手く市場ニーズ、既存テナントのニーズを組みとっている点は投資家さんには安心できるポイントだと思います。2021年5月期はDaiwaリバーゲートビル(取得価格28,000百万円)、Daiwa神宮前ビル(取得価格2,800百万円)、Daiwa品川Northビル(取得価格7,710百万円)のリーシングを強化すると述べていることから2021年5月期もな内部成長に力を入れていくことになると考えられます。
グリーンファイナンスに力を入れESG投資家にアピール

2020年11月期の財務の状況ですが、2020年8月31日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行、㈱三菱UFJ銀行、㈱関西みらい銀行及び㈱武蔵野銀行からの借入金総額7,600百万円の返済資金として、同日に同行より同額の借入れを行いました。2021年1月29日に返済期限の到来する短期借入金総額5,000百万円の返済資金の一部として、2020年9月11日に第7回無担保投資法人債1,500百万円及び第8回無担保投資法人債2,400百万円を、グリーンファイナンス・フレームワークに基づき発行されるグリーンボンドとして発行しました。2020年11月30日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行、㈱日本政策投資銀行、㈱新生銀行、みずほ信託銀行株式会社及び株式会社東日本銀行からの借入金総額9,000百万円の返済資金として、同日に同行より同額の借入れを行いました
なお、2020年9月30日に、㈱三井住友銀行、㈱三菱UFJ銀行、株みずほ銀行及び三井住友信託銀行㈱から借入れた短期借入金総額5,000百万円のうち3,900百万円を、期限前弁済しました。また、当期中において、22,100百万円の変動金利借入金に対し、将来の金利上昇リスクをヘッジするために支払金利を固定化する金利スワップ契約を締結しました。
