2023年3月16日にアドバンス・レジデンス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が5,725円のところ5,840円で着地しました。
物件数は多くても工事のマネジメントはしっかり行われている

2023年1月期の外部成長は物件取得を決定した3物件(取得価格合計64億円)のうち、当期においては、第三者から2物件(取得価格合計45億円)を取得しました。また、次期においても2023年2月1日付で、第三者から1物件(取得価格19億円)を取得しています。いずれの物件も各所在エリアにおける中心市街地・主要ターミナル駅へのアクセスが良好であり、生活利便性に優れています。また、2物件を売却価格合計16億円で売却し売却益合計5億円を計上しました。売却益は安定分配の実現に活用する予定としています。
工事・管理面については、計画的に大規模修繕工事を実施し、保有物件の機能維持・意匠の改善を図っています。加えて、大規模修繕工事を行った物件を中心に、個別住戸についても設備更新や間取り変更等を伴うリノベーション工事をテナント入替時に実施することで、競争力の維持・向上に努めています。大規模修繕工事は今期11件(工事金額税込 1,190百万円)実施しました。また、リノベーション工事については、計41件(工事金額税抜 148百万円)実施することができました。2023年1月期リノベーション工事を実施した住戸のうち、2023年1月31日までに新たな賃貸借契約が締結された20戸では、前契約賃料に対して、賃料を平均25.5%引き上げることができ、従前同様、リノベーション工事が効果的に内部成長に寄与したとしています。稼働率については、東京23区のシングルタイプの募集条件緩和を抑制し、都心部を含めファミリータイプの底堅い需要により、新規契約賃料においては前期より一段引き上げることができました。結果、入替時賃料変動率は+2.5%(前期比+0.9pt)になりました。2023年1月期の期中平均稼働率は96.6%(前年同期比+0.3pt)になりました。
グリーンリースを積極的に取り入れサスティナビリティに注力

財務戦略の基本方針は、金融環境を考慮しつつ、有利子負債の調達金利の低減と残存年数の長期化、金利の固定化、返済期日の分散化を推進しています。2023年1月期は、総額159億円(平均支払金利0.69%、平均調達年数6.8年)の借入れ等を実施しました。これにより2023年1月期末の平均支払金利は前期同水準の0.59%となりました。また、平均残存年数は5.1年から5.0年となりました。2023年1月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA、格付の見通し:安定的
サスティナビリティへの対応は、不動産会社及び運用機関のサステナビリティ配慮を測るベンチマークである2022年度GRESBリアルエステイト評価において、7年連続で「GreenStar」の評価を得るとともに、アジア・上場・住居セクターの「セクターリーダー」に3年連続で選出されました。また、総合スコアのグローバル順位を基に相対的評価を示すGRESBレーティングにおいては、5段階評価のうち、上位の「4スター」を取得しました。住宅系J-REITで「4スター」の評価を得るのは、投資法人が初。DBJ Green Building認証、CASBEE不動産評価認証及びBELSについては、当期末現在、24物件、ポートフォリオの延床面積ベースで28.7%について取得しています。省エネ対策の一環として投資法人保有物件における共有部照明のLED化を継続的に進めており、2023年1月期は新たに9物件においてLED化を行いました。2023年1月期末で124物件(ポートフォリオの44.8%相当)においてLED化が完了しています。賃貸借契約においてはグリーンリース条項の導入を促進し、2023年1月期末の賃貸戸数のうち、約74.2%の住戸に係る賃貸借契約において、グリーンリース条項が導入されています。
