2023年3月16日に東急リアル・エステート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,200円のところ4,040円で着地しました。
売却益も寄与し分配金は大きく上昇

2023年1月期もこれまでの「成長力のある地域における競争力のある物件への投資」という基本方針に加え、上場以来の投資運用の経験を活かし策定した「長期投資運用戦略(サーフプラン)」に基づき投資活動を行いました。外部成長においては、2022年11月30日に東急銀座二丁目ビルを譲渡しました。また、2023年1月31日に二子玉川ライズの共有持分を取得しました。2023年1月期末の投資法人が保有する31物件の取得価額合計は2,476億4千1百万円、総賃貸可能面積は170,499.25㎡、期末算定価額の合計は3,214億8千万円となりました。この期末算定価額の合計は、前期に引き続き帳簿価額の合計を上回っており、その差額は880億2千6百万円でした。2023年1月期末における既存物件ポートフォリオの平均賃料単価は前期末と比較して0.2%の下落となりました。また、2023年1月末の空室率は前期末の8.8%から5.4ポイント減少し3.4%となりました。上記のような運用の実績として営業収益113億2千1百万円、営業利益73億3千1百万円となり、借入金にかかる支払利息等を控除した後の経常利益は68億8千5百万円、当期純利益は68億8千5百万円を計上しました。
LTVは41.4%→43.5%と微増

財務戦略は前期から変更は無く、安定性、機動性及び効率性を基本とした財務方針のもと、資金を調達しています。2023年1月期においては、特定資産の取得資金等へ充当することを目的として長期借入金85億円の借入れ及び投資法人債30億円の発行を行ったほか、当期に償還期限が到来した投資法人債の償還資金に充当することを目的として投資法人債30億円を発行しました。また、有利子負債の長期固定金利化及び返済期限の分散化を図るため、当期に返済期限が到来した長期借入金22億円の借換を行いました。
また、手元流動性の拡充による財務信用力の確保を目的として、取引金融機関4行と総額180億円の借入枠(コミットメントライン)を設定しております。2023年1月期期末の有利子負債残高は1,045億円(投資法人債残高110億円、長期借入金残高935億円(1年内返済予定の長期借入金105億円を含む。))、2023年1月期における加重平均利率は、0.77%(2023年1月期の支払利息の年換算額を各有利子負債の平均残高の合計値で除して計算しています)です。2023年1月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:A+、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
