2022年3月17日に伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,724円のところ2,755円で着地しました。
ブランドを意識してか慎重な投資方針

伊藤忠商事及び伊藤忠都市開発㈱との間でそれぞれ締結したスポンサーサポート契約に基づく優先交渉権を活用し、伊藤忠グループが取得・開発した優良物流不動産への重点投資を行っています。2021年9月15日に両社との間で(仮称)アイミッションズパーク厚木2(竣工予定日:2022年7月)、(仮称)アイミッションズパーク加須(竣工予定日:2022年10月)の優先交渉権の取得しました。取得日は現在は未定となっています。続いて2021年12月3日には(仮称)アイミッションズパーク箕面(竣工予定日:2023年2月)の優先交渉権の取得を発表しました。これらは投資エリアを分散することで立地面でのポートフォリオの安定性の高さを図る狙いがあるようです。
運用面についてはテナント企業様ごとに、従業員検温や、事務所・休憩スペースでのソーシャルディスタンス確保・仕切板設置等の対応を実施しており、大きな問題なくオペレーション遂行中ということです。また2022年9月に契約終了予定のテナント企業様との再契約交渉を続けています。IMP野田及びIMP柏2の物件管理コストの圧縮を実現しました。また、IMP印西2にて太陽光パネルの屋根貸しを2022年12月を目途に開始予定としています。
スポンサーの影響で格付評価は引き続き高い

保守的な財務運営を基本とし、成長性に配慮してLTVコントロールを行うとともに、効率的なキャッシュマネジメントにより投資主価値の向上を目指します。その一環として、2021年9月15日付で運用ガイドラインの変更を行いました。これにより、第7期(2022年1月期)の分配金から、当該営業期間の減価償却費の30%を目途とした継続的な利益超過分配を行う方針となりました。その他には、借入期間の長期化、金利の固定化及び返済期限の分散化を通じた財務基盤の安定化を図りつつ、資金調達余力の確保に配慮したLTVコントロールに努めます。また、適切なキャッシュマネジメントを通じて、効果的な資本的支出の実施、新規物件の取得資金や有利子負債返済への一部充当など、資金の有効活用を図るとともに、継続的な利益超過分配を行うことで、投資主価値の最大化に努めています。
2022年1月期期においては、2021年9月7日付で長期借入金5,300百万円について短期借入金での借換えを行いました。さらに、同年11月30日付で、消費税還付金及び手元資金を原資として、2021年4月1日の物件取得時に借り入れた短期借入金433百万円の期限前弁済を行いました。その結果、2022年1月期末時点の有利子負債残高は47,290百万円、LTVは40.9%となりました。2022年1月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
