2022年9月14日にアドバンス・ロジスティクス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,689円のところ2,715円で着地しました。
修繕費の削減等により予想より増配

アドバンス・ロジスティクス投資法人はスポンサーである伊藤忠商事及び伊藤忠都市開発との間でそれぞれ締結したスポンサーサポート契約に基づく優先交渉権を活用し、伊藤忠グループが取得・開発した優良物流不動産への重点投資を行っています。投資法人は、伊藤忠グループが有する以下の二つのビジネスプラットフォームを積極的に活用し、優良な物流不動産に投資していくことで持続的な成長を図っています。
2022年7月期は外部成長の一環として、2022年2月7日に(仮称)アイミッションズパーク春日井の優先交渉権、2022年5月13日は(仮称)アイミッションズパーク桑名の優先交渉権の取得を行いました。内部成長としては企業包括保険の見直しによる保険料の削減。2022年9月契約終了テナントとの再契約交渉。2023年9月契約終了テナントとの再契約交渉が開始されました。
また、2022年6月の資産運用会社の合併により、①物件情報入手機会・取得機会の拡大、②運用ノウハウの共有・高度化、運用態勢の合理化、③人材の育成・採用力の強化によりの3つの点の合併効果をアピールしています。これは他の資産運用会社もそうなのですが、ファンドごとの物件情報は担当者ベースでは結構頻繁に行われているので合併による効果とは言えないと思いますね。せいぜいバックオフィス機能の統合で人材コストが削減されるくらいです。なので資産運用報酬は下げてもよいはずなのですが、合併して効率化しているのになぜか反対にコストがかかるということはよくある話なんですよね。業績は営業収益3,182百万円、営業利益1,525百万円、経常利益1,390百万円、当期純利益1,389百万円となっています。
第2回投資法人債(グリーンボンド)起債

財務戦略は、保守的な財務運営を基本とし、成長性に配慮してLTVコントロールを行うとともに、効率的なキャッシュマネジメントにより投資主価値の向上を目指します。その他には、借入期間の長期化、金利の固定化及び返済期限の分散化を通じた財務基盤の安定化を図りつつ、資金調達余力の確保に配慮したLTVコントロールに努めます。また、適切なキャッシュマネジメントを通じて、効果的な資本的支出の実施、新規物件の取得資金や有利子負債返済への一部充当など、資金の有効活用を図るとともに、継続的な利益超過分配を行うことで、投資主価値の最大化に努めています。
2022年7月期の財務の動きは、2022年2月18日付で2,000百万円のグリーンボンドの発行を行い、同ボンドと手元現金を原資とし、2022年2月28日に短期借入金2,010百万円の期限前弁済を行いました。その結果、2022年7月期末時点の有利子負債残高は47,280百万円、当期末時点におけるLTVは41.1%となりました。2022年7月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
