2024年4月16日に福岡リート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,755円のところ3,807円で着地しました。
インバウンドは中国を除いても影響は大きい

2024年2月期における運用状況は、物件全体として概ね堅調な運用実績となりました。その中でも特に都心型商業施設であるキャナルシティ博多では、引き続き回復基調にあるアジアのインバウンド(中国を除く)に加え、サウスビルのリニューアルによる新店入替の結果が反映されました。また、2023年9月1日に博多FDビジネスセンターの取得、2023年11月30日に久留米東櫛原SC(準共有持分30%)の譲渡を実施しました。
福岡リート投資法人の、2024年2月期末のポートフォリオ(取得価格ベース)を投資対象エリア別で見ると、福岡都市圏への投資比率が79.1%となっており、投資タイプ別の投資比率は、商業施設48.4%、オフィスビル37.8%、その他13.8%となっています。
投資法人が資産の運用を委託する資産運用会社である㈱福岡リアルティでは、環境・社会・ガバナンス(ESG)への配慮を通じたサステナビリティを推進するため、サステナビリティ方針及びサステナビリティ推進体制要領を定めています。2024年2月期においては、投資法人が保有する物件において、新たに、DBJ Green Building認証を1物件及びCASBEE不動産評価認証を2物件にて取得しました。全ポートフォリオにおけるグリーンビル認証取得率は2030年目標85%以上に対し84.6%となりました。2024年2月期の営業収益は9,326百万円となり、賃貸事業費用や資産運用報酬等の営業費用を控除した後の営業利益は3,462百万円、経常利益は3,031百万円、当期純利益は3,030百万円となりました。
70億円のコミットメントラインを1年延長

2024年2月期の財務の動きは、4,000百万円のリファイナンスを行うとともに、12,400百万円の新規資金調達及び2,500百万円の返済を行った結果、2024年2月期期末における有利子負債残高(投資法人債を含みます。)は96,350百万円となりました。LTVは44.9%、期末固定化比率(有利子負債の中で固定金利の借入が占める割合です。投資法人債を含みます。)は90.9%となっています。また、㈱西日本シティ銀行をエージェントとするコミットメントライン契約(極度額:7,000百万円)について、コミットメント期間を1年延長し、コミットメントラインの残存期間を3年にしています。返済期日の分散等によるリファイナンスリスクの軽減に努めつつ、金利上昇に伴う調達コスト増加の軽減について、調達期間の短縮等を含めて検討していくとしています。2024年2月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:A+、格付けの方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付けの見通し:安定的
