2025年3月17日にイオンリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,350円のところ3,360円で着地しました。
尚、利益超過分配金が98円が含まれています。
インフレ等による工事金額の上昇はリニューアルが必要な商業施設では課題

2025年1月期は、「イオンモール太田」において、2024年4月の増築棟取得時より計画していた既存棟での防災設備の更新工事を行い、賃料増額を実現しました。また、「イオンモール成田」では、インバウンド向けの団体観光バスの来訪増加に対応するため、駐車場を大型バスが停車できる耐荷重仕様に改修し、耐久性を高めるなど機能性を向上させ、賃料増額を実現しました。さらに、「イオンレイクタウンmori」、「イオンモール綾川」、「イオンモール札幌平岡」、「イオンモール釧路昭和」及び「イオンモール千葉ニュータウン(モール棟、シネマ・スポーツ棟)」においても、物件のイメージ向上や機能性向上を目的とした工事を実施し、賃料増額を実現しました。このように借主(マスターレッシー)と協働のうえ、物件の競争力強化や、機能維持及び向上を目的とした投資を推進しています。2025年1月期の業績は、営業収益21,190百万円、営業利益8,053百万円、経常利益6,971百万円、当期純利益6,860百万円となりました。
2024年5月にMSCI ESG格付けにおいて「A評価」を、2024年10月に「GRESB(Global Real Estate Sustainability Benchmark)リアルエステイト評価」において、総合スコアのグローバル順位により5段階で格付されるレーティングで5年連続で「5スター」を取得しました。また、GRESBのESG推進のための方針や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」と保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取組等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者であることを示す「グリーンスター」の評価を9年連続で獲得しています。ESG情報開示の充実度を測るGRESB開示評価においても、最上位の「Aレベル」の評価を4年連続で取得しました。
物件に対する評価として、2025年1月期においては、合計7物件にてDBJ Green Building認証を再取得しました。2025年1月期末時点で保有物件の第三者認証取得率は、86.8%(総賃貸可能面積ベース)であり、DBJGreen Building認証が31物件、BELS認証物件が1物件、CASBEE不動産評価認証が4物件となっています。
合同金銭信託を活用しを長期・固定金利での調達に成功

イオンリート投資法人の財務戦略は、保守的な負債比率を意識しつつ、強固な財務基盤を維持します。運用にあたっては、原則として、LTVを50%前後の水準とし、その上限を60%として運用を行います。リファイナンスリスク、金利変動リスクを低減させるため、借入期間の長期化及び金利の固定化を検討し、適切な運営を目指すとしています。
2025年1月期の財務の動きにについては、2024年10月21日に返済期限の到来する借入金19,500百万円の借換え資金に充当するため、合計19,500百万円の借入れを行いました。この内、2,000百万円は本資産運用会社の策定したサステナビリティファイナンス・フレームワークに基づいたグリーン適格資産たる「イオンモール札幌平岡」の取得資金に充当した借入金の返済資金であり、グリーンローンとして調達を行いました。投資法人の2025年1月期末の有利子負債残高は188,400百万円であり、LTVは45.0%です。2025年1月期末の長期有利子負債比率(有利子負債合計に対する長期有利子負債(1年内返済予定の長期借入金を含む。)の割合)は100.0%及び金利の固定化比率(有利子負債合計に対する金利支払いが固定化された有利子負債(金利スワップで固定化された有利子負債を含む。)の割合)は100.0%であり、LTVとあわせて引き続き健全かつ保守的な財務体質を保持しています。財務基盤をより強固なものとするため、有利子負債の返済期限の分散化及び長期化に取り組んでいます。
