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ヘルスケア&メディカル投資法人・第17期(2023年7月期)決算・一口当たり分配金は3,282円

ヘルスケア&メディカル投資法人2023年7月期決算
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2023年9月15日にヘルスケア&メディカル投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,265円のところ3,282円で着地しました。

目次

新規取得は一休み

ヘルスケア&メディカル投資法人2023年7月期決算NOI推移

2023年7月期は、新たな資産の取得・譲渡は行っていません。ヘルスケア&メディカル投資法人は経済環境について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る行動制限が解除されたことにより、経済活動が徐々に正常化し、緩やかな景気回復局面に入っています。一方、ウクライナ情勢の長期化とそれを背景にした物価上昇、世界的な金融引き締めに伴う影響等による景気の下振れリスクには引き続き注視する必要がるとしています。2023年7月期末で48物件を保有しており、総賃貸可能面積217,545.72㎡、稼働率100%となっています。
また、サスティナビリティ対応については、資産運用会社では2018年9月に制定した「ESGに関する基本方針」を実践するために、2021年12月に「サステナビリティ推進体制規程」を制定するとともにESG委員会を設置しました。サステナビリティ推進活動の結果、本投資法人はESG配慮を測る国際的なベンチマーク評価であるGRESBリアルエステイト評価の2022年調査において、5段階で格付されるGRESBレーティングで「1 Star」を、またGRESB開示評価においては最上位の「Aレベル」をそれぞれ取得しています。資産運用会社は、本投資法人の理念である「国民一人ひとりが安心して生き生きと生活できる社会」を実現するために、社会インフラとしてのヘルスケア施設の供給促進及びヘルスケア施設に特化したポートフォリオの構築を通じて、高齢社会への貢献と中長期的な投資主価値の最大化を目指します。上記運用の結果、投資法人の2023年7月期の営業収益は2,438百万円、営業利益は1,268百万円、経常利益は1,068百万円、当期純利益は1,068百万円となりました。

借入金の長期固定化・返済期限分散の基本方針を継続

ヘルスケア&メディカル投資法人2023年7月期決算LTV・DSCR推移

ヘルスケア&メディカル投資法人は、中長期的に安定した収益の確保及び資産価値の維持・向上のため、安定的な財務運営を行うことを基本方針としています。 2023年7月期におきましては、2023年3月30日に返済期限が到来した借入金2,000百万円について借換えを実施しました。 当期末時点での出資総額(純額)は37,601百万円、発行済投資口の総口数は359,500口、有利子負債は総額39,150百万円です。2023年7月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付の見通し:安定的

コロナ禍が過ぎても病院に対する考え方は変わっていないようで、ヘルスケア&メディカル投資法人は将来について、「地震国である我が国における病院の耐震化率は、有料老人ホームが95%以上であるのに対し、2021年度の調査で78.7%に留まっています。病院は、日常的には不特定多数の人が利用し、災害時には地域の拠点ともなり得る施設であり、国土強靭化の観点からも、耐震化は喫緊の課題となっています。そのため、病院には、建物の建替えや増改築による耐震化に伴う資金ニーズがあると考えていまます」と述べています。
更に、医療法人には、複合開発、耐震化に伴う建物の建替え及び増改築をはじめ、医療機能の強化又は転換に伴う設備投資、M&A等を契機とした資金調達又は資産売却の各ニーズも想定されます。さらに、財務体質の強化を目的とした保有資産の現金化及び病院オーナーによる事業承継や相続時の保有資産の流動化(資金化)、ファイナンスの組換えを目的とした病院不動産の売却時において、それらの資産の受け皿として不動産投資法人の活用が見込まれるとも言っており、病院側の資金力のニーズにもこたえられそうな雰囲気を醸し出しているので将来性は割と楽観的な印象です。

ヘルスケア&メディカル投資法人2023年7月期決算

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