2022年7月21日に大和証券オフィス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が14,000円のところ14,000円で着地しました。
リーシングに力を入れているが競合の多いエリアでは難航

2022年5月期において、外部成長においては、2021年12月に「神田須田町二丁目開発用地」(取得価格10,600百万円)の取得を、「Daiwa南青山ビル」(譲渡価格4,990百万円)及び「Daiwa麹町4丁目ビル」(譲渡価格3,200百万円)の譲渡を実施しました。これにより、2022年5月期末における投資法人の運用資産は、物件総数59物件、取得価格合計466,528百万円となりました。
内部成長においては、既存テナントとのリレーション強化による内部増床ニーズの取込み、賃貸仲介会社並びにプロパティ・マネジメント会社との連携強化等、積極的なリーシングを実施しました。これにより稼働率は98.4%となりました。基本的には巡航EPS(を中長期にわたり成長させるため、物件の取得により収益の向上を目指す「外部成長」並びに既存物件の利益の最大化を目指す「内部成長」に引き続き取組んだ結果、投資法人の2022年5月期の実績は、営業収益14,474百万円、営業利益7,923百万円、経常利益7,493百万円、当期純利益は7,493百万円となりました。
2022年5月期リーシング強化物件の稼働状況は前期と比べ以下のようになりました。
・DaiwaSHIBUYA EDGE:73.9%→100%
・Daiwa神田橋ビル:79.2%→89.6%
・新宿マインズタワー:98%→92.5%
・Daiwa赤坂ビル:82%→82%
稼働率が上昇した物件もありますが、下がってしまっている物件もあります。正直に決算説会資料に載せるところは共感できるところです。新宿マインズタワーは仲介会社との細やかなやり取りを継続しつつ、タイムリーなマーケット状況の把握に努め、現時点の市況を鑑みた賃料単価・FR期間設定等を柔軟に行なうことで、早期満室稼動を目指していますが中々競合との競り合いが厳しいようです。Daiwa赤坂ビルは追加解約の影響もあり、全体稼働率の回復に時間を要している為、賃料の見直しや、3Fにセットアップオフィスを施し、埋め戻しを図っていくとしています。
このタイミングで?コミットメントラインを締結

2022年5月期において、新規物件の取得資金等及び借入金の返済資金に充当するため、以下の借入れを行いました。2021年12月16日に取得した新規物件(神田須田町二丁目開発用地)の取得資金等に充当するため、2022年1月31日に㈱三井住友銀行、三井住友信託銀行㈱、㈱三菱UFJ銀行及び㈱新生銀行より総額3,450百万円の資金の借入れを行いました。続いて2022年2月28日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行及び㈱群馬銀行からの借入金総額2,000百万円の返済資金として、同日に同行より総額2,000百万円の借入れを行いました。2022年3月31日に返済期限が到来した㈱日本政策投資銀行からの借入金2,000百万円の返済資金として、同日に同行より2,000百万円の借入れを行いました。最後に2022年5月31日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行、㈱日本政策投資銀行、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行及び㈱新生銀行からの借入金総額12,400百万円の返済資金として、同日に同行より総額12,400百万円の借入れを行いました。上記の結果、2022年5月期末の有利子負債残高は総額205,800百万円(長期借入金196,800百万円及び投資法人債9,000百万円)となりました。長期借入金のうち1年以内に返済期限が到来するものが30,600百万円あります。2022年5月期末における有利子負債の平均残存期間は4.0年となりました。2022年5月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA、格付の見通し:安定的
