2023年7月21日に大和証券オフィス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が13,700円のところ13,700円で着地しました
内部留保はどんどん分配金に回してほしい

2023年5月期においても巡航EPS(物件売却益を控除したEPS(1口当たり当期純利益)をいいます。)を中長期にわたり成長させるため、物件の取得により収益の向上を目指す「外部成長」並びに既存物件の利益の最大化を目指す「内部成長」に引き続き取組みました。
外部成長においては、「Daiwa SHIBUYA EDGE」(譲渡価格7,313百万円)の譲渡を実施しました。売却益約1,500百万円のうち、1,000百万円を分配、500百万円を内部留保というのが残念ですね。これにより、2023年5月期末における投資法人の運用資産は、物件総数58物件、取得価格合計462,586百万円となりました。今後の開発プロジェクトを含めた物件取得とも併せ、ポートフォリオの質向上に向けた取組みを進めています。
内部成長においては、既存テナントとのリレーション強化による内部増床ニーズの取込み、賃貸仲介会社並びにプロパティ・マネジメント会社との連携強化等、積極的なリーシングを実施しました。「リーシング強化物件」における埋め戻しは想定以上の早期進捗を示しており、水道光熱費収支もテナントパススルー化早期進捗により改善これにより、2023年5月期末の稼働率は97.7%となりました。テナントの入居理由は「拡張移転」が、退去理由は「縮小移転」が最も多く、テナントの業績の好不調が鮮明になったとしており、賃料減額率が大きくテナントポートフォリオを改善していく必要がありそうです。上記の運用の結果、投資法人の2023年5月期の実績は、営業収益15,050百万円、営業利益7,665百万円、経常利益7,100百万円、当期純利益は7,099百万円となりました。
有利子の負債の固定金利の比率は6.6割と割と楽観的な視点

資金調達の動きは、2022年11月30日に取得した新規物件(Daiwa日本橋馬喰町ビル)の取得資金等に充当するため、2022年12月30日に㈱三井住友銀行より2,000百万円の資金の借入れを行いました。2023年2月28日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行、㈱日本政策投資銀行、㈱みずほ銀行及び㈱りそな銀行からの借入金総額6,500百万円の返済資金として、同日に同行より総額6,500百万円の借入れを行いました。2023年5月31日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行、㈱SBI新生銀行及び㈱福岡銀行からの借入金総額6,500百万円の返済資金として、同日に同行より総額6,500百万円の借入れを行いました。なお、2023年5月期中において、1,000百万円の変動金利借入金に対し、将来の金利上昇リスクをヘッジするために支払金利を固定化する金利スワップ契約を締結しました。上記の結果、2023年5月期末の有利子負債残高は総額207,800百万円(短期借入金2,000百万円、長期借入金196,800百万円及び投資法人債9,000百万円)となりました。長期借入金のうち1年以内に返済期限が到来するものが25,600百万円あります。有利子負債の平均残存期間は4.1年となりました。
サスティナビリティの取り組みは、環境負荷低減に向けた省エネ性能の高いLED等の設置導入による省エネルギーと温室効果ガス排出削減、節水等の限りある資源の有効活用を通じてポートフォリオにおける環境負荷低減に取組んでいます。また、投資法人が保有する環境認証取得物件は計32物件、取得比率(保有物件における延床面積ベース)は61.9%となっています。
