2024年7月19日に大和証券オフィス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が13,700円のところ13,700円で着地しました。
オフィスビル稼働率の回復は予断を許さない状況

2024年5月期において、投資法人は、巡航EPS(物件売却益を控除したEPS(1口当たり当期純利益)をいいます。)を中長期にわたり成長させるため、物件の取得により収益の向上を目指す「外部成長」及び既存物件の利益の最大化を目指す「内部成長」に引き続き取組みました。外部成長においては、2024年3月に「S-GATE FIT日本橋馬喰町」(取得価格6,300百万円)を取得しました。これにより、2024年5月期における投資法人の運用資産は、物件総数59物件、取得価格合計468,886百万円となりました。内部成長においては、既存テナントとのリレーション強化による内部増床ニーズの取込み、賃貸仲介会社及びプロパティ・マネジメント会社との連携強化等、積極的なリーシングを実施しました。これにより、2024年5月期末の稼働率は97.0%となりました。2024年5月期の実績は、営業収益13,570百万円、営業利益6,871百万円、経常利益6,215百万円、当期純利益は6,214百万円となりました。
サステナビリティに関するへの取り組みとしては、環境負荷低減に向けた省エネ性能の高いLED等の設置導入による省エネルギーと温室効果ガス排出削減、節水においては雨水・中水の利用、節水機能の高い設備への交換など限りある資源の有効活用を通じてポートフォリオにおける環境負荷低減に取組んでいます。2024年5月31日現在における投資法人が保有する環境認証取得物件は計34物件、取得比率(保有物件における延床面積ベース)は63.4%となっています。また、投資法人は、2024年3月29日付で、環境省が策定した環境マネジメントシステムであるエコアクション21の認証・登録を受けました。
エコアクション21って?
環境省が策定した環境マネジメントシステムで、事業者が環境へ配慮した取り組みを主体的・積極的に行うための方法を定めたものです。エコアクション21の認証・登録制度は、エコアクション21ガイドラインに基づき、環境への取り組みを行い、その結果を環境経営レポートとして公表する事業者を第三者機関であるエコアクション21中央事務局が認証・登録する制度です。
山形銀行を招聘しバンクフォーメーションが拡充

2024年2月29日に返済期限が到来した三井住友信託銀行㈱、㈱SBI新生銀行、㈱西日本シティ銀行及び㈱三菱UFJ銀行からの借入金総額4,000百万円の返済資金として、同日に同4行より同額の借入れを行いました。2024年3月29日に㈱三井住友銀行、三井住友信託銀行㈱、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行、三菱UFJ信託銀行㈱及び㈱山形銀行から総額10,000百万円の借入れを行い、同日に取得した新規物件(S-GATE FIT日本橋馬喰町)の取得資金等、同日に返済期限が到来した株式会社みずほ銀行からの借入金1,900百万円の返済資金、・2024年11月29日及び2025年2月28日に返済期限が到来する㈱三菱UFJ銀行からの短期借入金総額1,500百万円の期限前弁済資金に充当しました。2024年5月31日に返済期限が到来した㈱三井住友銀行及び㈱日本政策投資銀行からの借入金総額6,500百万円の返済資金として、同日に同2行より同額の借入れを行いました。上記の結果、2024年5月期の有利子負債残高は総額214,400百万円(長期借入金205,400百万円及び投資法人債9,000百万円)となりました。長期借入金のうち1年以内に返済期限が到来するものが30,800百万円、投資法人債のうち1年以内に償還期限が到来するものが3,800百万円あります。2024年5月期末における有利子負債の平均残存期間は4.2年となりました。2024年5月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター (R&I)、発行体格付:AA-、格付けの方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA、格付けの見通し:安定的
