産後の肌荒れの正体はアトピーの再発だった!原因と対策方法は?

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肌荒れ
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産後の肌荒れ、実はアトピーだった!

産後は体にたくさんの変化を感じるものですが、肌にも変化を感じる人は多いです。
肌が乾燥して赤くなってかゆいという症状は、アトピーかもしれません。

特に子供の頃にアトピーを発症したことがある人は、産後に再発しやすいようです。
また、稀に今までアトピーでなかった人も産後に発症することがあると言われています。

アトピーになると我慢し難いかゆみや荒れた肌を見るのが辛いですよね。
ここでは産後のアトピーが辛いという方のために、原因と対策方法をご紹介します。

産後のアトピーの原因は?

まずは産後のアトピーの原因を知っておきましょう。

子供の頃にアトピーを発症したことがある人の多くは、アトピー素因を持っています。
アトピー素因とは、アレルギー症状を起こしやすい要素や素質のことです。
アレルギーと言っても原因はさまざまで、食べ物、環境、植物などがあります。

子供の頃に何らかの原因でアトピーを発症しても、成長とともに治まることは多いです。
これは子供のアトピーが消化機能や皮膚が未熟で起こると言われているためです。
消化機能や皮膚が発達すれば、アレルギー物質に対して抵抗できるようになるのです。

この場合、アレルギーがなくなったのではなく、アトピー症状が緩和しただけと言えます。
そのため、成長とともに治まったはずのアトピーが産後に再発することがあります。

これは、産後の肌や体の抵抗力が落ちているためです。

産後はホルモンバランスが崩れ、肌のバリア機能が低下しがちです。
バリア機能とは、肌表面にある角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
角質層は、水分を十分に蓄えることでこの役割を果たしています。

産後は、この角質層を作りだすサイクルが乱れてしまいます。
そして新たな角質層が作られず、バリア機能が低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌は、皮膚を守ってくる皮脂膜が不十分な状態です。
そのため、外的刺激が肌内部に侵入しやすくアトピー症状が再発してしまうのです。

また、出産は体力を大きく消耗しますし、毎日の育児による疲れで体力を消耗します。
そのため産後は、体力の消耗や寝不足によって体の抵抗力は低下しているのです。

さらに、産後は栄養バランスも偏りがちです。
忙しいと栄養バランスを考えて食事をする余裕がなく、そうなってしまう人が多いです。
また、授乳によって自分に必要な栄養が不足しがちにもなってしまいます。

栄養バランスが偏った状態が続くことでも、体は抵抗力が低下してしまいます。
体の抵抗力が低下すれば、肌も弱くなりますからアトピーの症状が再発するのです。

産後のアトピー、薬は使えるの?

産後にアトピーが再発してしまった場合、悩むのは薬です。
産後は授乳をしたり赤ちゃんに触れたりするため、薬は大丈夫?と心配になりますよね。

アトピーを早く治したいので薬を使いたいという場合は、病院で診察を受けましょう。
赤ちゃんに付いても大丈夫で、授乳中でも使用できる薬を処方してもらえるはずです。

アトピーの症状がひどい場合は、炎症を抑える薬が必要になります。
その場合は、ステロイド系の塗り薬を処方されることもあります。

ステロイドと聞くと、赤ちゃんに影響はないのかが心配になりますよね。
しかし、ステロイド系の薬には段階があり、赤ちゃんにも影響のない弱いタイプもあります。
長期的な使用ではなく、炎症が治まるまでの短期間なので問題ないとも言われます。

ステロイド系の薬に限らず、処方された薬は塗る量や頻度を間違えないようにしましょう。
赤ちゃんに影響がないと言われる薬でも、使い方を間違えれば影響が出るかもしれません。

薬以外の対策方法は?

産後にアトピーになったら、病院で診察を受ける他にも日常生活でも対策をしましょう。

まずは、肌のバリア機能を高めることが大切です。
肌のバリア機能を高めるためには、化粧水による保湿が必要です。
保湿成分に注目して化粧水を選んでみましょう。

保湿成分と言ってもさまざまですが、特にバリア機能を高めるのが「セラミド」です。
セラミドには肌の角質層で細胞同士を結びつける働きがあります。
また、化粧品中のセラミドは水と混じることで角質層に水分を閉じ込めてくれるのです。

そのため産後の肌荒れには、セラミドが配合された化粧水がおすすめです。
それと、アトピーになった肌はデリケートになっています。
化粧水は「低刺激、敏感肌用」と書いてある物を選びましょう。

次に栄養をしっかり摂ることが大切です。
栄養バランスのよい食事を摂って、体と肌の抵抗力を高めましょう。
栄養バランスの整った食事を摂るのが難しい場合は、サプリメントも活用しましょう。

あとは、水分補給をしっかりとすることも大切です。
産後は授乳をすることで体に必要な水分が不足しがちです。
体の水分が不足すれば、肌は乾燥してアトピーはが悪化してしまうこともあります。

ただ、水分の摂り過ぎもよくありません。
体に水が溜まり過ぎるのもよくありませんから、一日1.5リットル程を目安にしましょう。

最後に

産後にアトピーが再発したり、発症したら辛いですよね。
そんなときは、ここで紹介したことをぜひ参考にしてみてくださいね。

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