産後の肌荒れの原因は?正しいかゆみ対策をしよう!

Sponsored Links
肌荒れ
Pocket

産後のトラブルの一つ「肌荒れ」

産後は、約10ヵ月の妊娠期間にゆっくりと変化をした体が急激に変化します。
この急激な変化によって体にはさまざまなトラブルが起こります。
その一つが「肌荒れ」です。

肌荒れと言っても症状は人それぞれです。
症状はニキビ、湿疹、シミ・そばかす、かゆみ、乾燥などがあります。
ここでは我慢するのが辛い「かゆみ」についてご紹介します。

産後の肌荒れの原因

産後の肌荒れの原因は急激な体の変化、生活の変化、疲労、ストレスなどがあります。

出産すると、妊娠状態を維持するために分泌されていたホルモンが急減します。
このホルモンの急減によって肌の状態も急に変わってしまうのです。

また、産後は赤ちゃんのお世話で急に忙しい生活が始まります。
授乳やオムツ交換などで夜中に起きることも多く、寝不足で疲れた状態になります。
忙しい生活では自由な時間もなくなり、ストレスも溜まってしまいます。

寝不足が肌荒れの原因になるのは以下の理由からです。

人の体は、睡眠中に脳から分泌される成長ホルモンによって傷ついた状態を修復します。
寝不足が続くと、成長ホルモンが分泌されないため、肌の修復もできなくなるのです。

また、疲労・ストレスが肌荒れの原因になるのは以下の理由からです。

体は疲労が溜まると血行不良になります。
また、思い通りにならない産後の生活によってストレスが溜まる人も多いです。
ストレスが溜まると自律神経の働きが乱れて、血行不良が引き起こされます。

血行不良になると、肌に必要な酸素や栄養が行きわたりにくくなります。
そうすると荒れた肌も改善されにくくなってしまうのです。

産後の「かゆみ」について

産後の肌荒れの中でも「かゆみ」は、我慢するのが辛いものです。
かゆみが起こる原因は、いくつかあります。

まずは乾燥と湿疹による肌の炎症です。

産後は肌が乾燥しやすくなりがちです。
ホルモンバランスの変化や栄養や水分が不足しがちになるためです。
産後の栄養・水分不足の原因の一つは、体が母乳を作ろうとすることです。

肌が乾燥すると、肌のキメが乱れて肌を十分に保護することができなくなります。
そのような肌に衣服や髪が触れたり、汗で汚れたりすると肌への刺激となります。
これがかゆみを引き起こすのです。

また、産後は湿疹ができやすいと言われています。
湿疹の原因は、ホルモンバランスの変化、疲労やストレスです。

湿疹による肌の炎症は接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などがあります。
衣服や髪、汗などが触れることで炎症が起こるのが接触性皮膚炎です。
炎症を起こした状態はかゆみが出ますし、ひどい場合は痛みも出ます。

脂漏性皮膚炎とは、頭や顔など皮脂の多い部分に起きやすい炎症です。
皮脂の多い部分に常在するマラセチア真菌が増殖し活発になると、炎症が起きます。
炎症が起こると、かゆみや肌がポロポロとむけた状態になります。

次にアレルギーによるかゆみについてです。

産後はアレルギー体質でなくてもアレルギー反応が起こる場合があります。
ホルモンバランスの変化や免疫力の低下が原因と言われています。

アレルギー反応が起こるのは、異物や刺激に対して体が防御しようとするためです。
この反応が過剰になると湿疹が生じてかゆくなるのです。

産後の「かゆみ」はどうしたらよい?

産後の肌荒れはいつまで続くのかは個人差があります。
忙しい育児が続くため、産後の肌が回復するまでには時間がかかる方も多いです。

産後にかゆみが出た場合は我慢し続けるのも辛く、どうにかしたいものです。
ホルモンバランスが整えば、時間経過とともに治る場合もあります。
しかし、早く治したい場合は何かしらの対策が必要です。

かゆみ対策は、まずはかゆみの原因を知ることです。

乾燥によるものであれば、刺激を避けることと保湿が必要です。

衣服の擦れや締め付けは刺激になるため、柔らかくてゆったりした服装にしましょう。
また、体や顔を洗う時は石鹸をよく泡立てて優しく洗いましょう。

保湿には水分と油分が必要です。
自分の肌に合ったクリームやジェルなどを選んで入浴後に優しく塗りましょう。

湿疹ができてかゆみや炎症がある場合は、病院で診察を受けることをお勧めします。
湿疹の種類によって対処方法が異なるため、早く治したい場合は適切な処置が必要です。

炎症の程度によっては強い薬を処方される場合もあります。
病院で診察を受ける時は、授乳中であれば医師に相談してみましょう。

次に生活習慣や生活環境の改善によってかゆみ対策をしてみましょう。

生活習慣については、栄養バランスのよい食事・水分を摂るように心がけましょう。
肌の抵抗力を高める食事は、低カロリーで高タンパクな和食がお勧めです。

また、室内の温度や湿度といった生活環境の見直しもしてみましょう。
高温多湿状態だと、汗をかいてかゆみがひどくなることもあります。
低温乾燥状態でも、肌が乾燥してかゆみがひどくなります。

エアコンや除湿器・加湿器などを使って室内を快適にするように心がけましょう。

最後に

産後のかゆみの原因や対策方法をいくつかご紹介しました。
かゆみの原因を知り、適切なかゆみ対策をして快適な産後生活を過ごしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました