産後、肌の赤みが気になる!肌荒れの原因と対策は?

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肌荒れ
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産後は肌荒れする人が多い

女性は出産すると体には大きな変化が起こり、生活も育児が加わって激変します。
これらの変化は思っている以上に負担になり、体は不調になりがちです。
体に起こる不調はさまざまですが、多くの人に起こるのが「肌荒れ」です。

産後、肌荒れが起こってしまう原因の1つは肌が敏感になってしまうことです。
肌が敏感な時は、ちょっとしたことで肌が赤くなってしまいますよね。
髪や衣服で擦れた時、化粧水をつけた時など肌が赤くなれば不安になるものです。

では、なぜこのような敏感肌になってしまうのでしょうか?
また、肌が荒れた時に気になる赤みはどうすればよくなるのでしょうか?

なぜ敏感肌になるの?

まずは、産後に敏感肌になってしまう原因を知っておきましょう。
産後に敏感肌になってしまう原因は、いくつかあります。

まず1つが肌のバリア機能の低下です。
バリア機能とは、肌表面にある角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
角質層は、水分を十分に蓄えることでこの役割を果たしています。

産後はホルモンバランスが崩れ、この角質層を作りだすサイクルが乱れてしまいます。
そして新たな角質層が作られず、バリア機能が低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌は、皮膚を守ってくる皮脂膜が不十分な状態です。
そのため、外的刺激が肌内部に侵入しやすく赤みなどの症状が出てしまうのです。

敏感肌になるもう1つの原因が、体の抵抗力の低下です。
出産は体力を大きく消耗します。
そんな状態から育児が始まるのですから、ますます体力を消耗します。

また、産後は赤ちゃんのお世話で寝不足の生活が続きます。
寝不足ではなかなか体力を回復させるのが難しく、体の抵抗力も低下していきます。

さらに、産後は栄養バランスも偏りがちです。
忙しいと栄養バランスを考えて食事をする余裕がなく、そうなってしまうのです。
また、授乳によって自分に必要な栄養が不足しがちにもなってしまいます。

栄養バランスが偏った状態が続くことでも、体は抵抗力が低下してしまいます。
体の抵抗力が低下すれば、肌も弱くなりますから「敏感肌」になってしまうのです。

なぜ敏感肌は赤くなりやすいの?

次に、敏感肌はなぜ赤くなりやすいのかを知りましょう。

敏感肌はバリア機能が低下した状態で、外的刺激が肌内部に侵入しやすい状態です。
この刺激によって毛細血管が敏感に反応することで赤くなってしまうのです。

毛細血管は刺激を受けた患部を早く治そうとして広がり、血液を大量に送り始めます。
そうすると肌は赤くなります。
そして患部が治まると毛細血管は縮小し、肌も正常に戻るという仕組みです。

何度も肌荒れを繰り返すと毛細血管は正常に戻らなくなり、赤みも続いてしまいます。
赤みが続くと、ヒリヒリしたりかゆくなったりして我慢するのが辛くなってしまいます。

肌の赤みを防ぐ方法は?

肌の赤みを防ぐには、まずは肌のバリア機能を高める必要があります。
つまり、肌の角質層が刺激から肌を守るために水分を蓄える必要があるということです。

そのために必要になるのが「セラミド」という保湿成分です。
保湿成分はいくつかありますが、特にバリア機能を高めるのが「セラミド」なのです。

多くの人が肌の保湿をするなら、化粧水をつけると思います。
肌の保湿とバリア機能を高めるなら、セラミドが配合された化粧水がおすすめです。

セラミドには肌の角質層で細胞同士を結びつける働きがあるためです。
また、化粧水中のセラミドは水と混じることで角質層に水分を閉じ込めてくれるのです。

さらに、肌の赤みを防ぐには、内部からの保湿も効果的です。
内部から保湿するには、ネバネバした食品を積極的に食べることがおすすめです。

納豆や山芋、オクラなどネバネバ食品にはムチンという成分が含まれています。
ムチンは、優れた保水力を持つ粘性物質で人の粘膜にも含まれている成分です。
意識して食べるようにしましょう。

また、肌の赤みを防ぐには、毛細血管を強化する為の栄養を摂ることも大切です。
アミノ酸・鉄・ビタミンCが血管を内側から強くしてくれる栄養と言われています。
なので、この3つを意識した食事を摂るように心がけていきましょう。

特にビタミンCは不足すると、末端の血管が破裂しやすくなるので注意しましょう。

そして、すでに荒れてしまった肌を強くする栄養もご紹介します。

まず1つが亜鉛です。
亜鉛は、肌の傷ついた部位の細胞分裂を活発にし、回復を早めてくれます。
亜鉛が不足すると傷ついた部位の治りが遅くなり、悪化すれば炎症が起きてしまいます。

もう1つがビタミンAです。
ビタミンAは肌と粘膜を作る栄養と言われています。
また、保水力を失った角質層の保湿能力を高めてくれる働きもあります。

亜鉛は牡蠣やカニ、牛などに、ビタミンAはレバーやうなぎ、卵などに多く含まれています。
これらも意識して食べるようにしましょう。

ここまでは肌の赤みの対策方法をいくつかご紹介しました。
ただ赤みだけでなく、痛みや痒みがある場合はこの対策だけで解消するのは難しいです。
悪化する前に薬を塗るか、皮膚科で診察を受けましょう。

最後に

産後に肌が敏感になって赤くなる原因は知っていただけたでしょうか?
対策方法もいくつかご紹介したので、ぜひ試してみてくださいね。

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