2021年12月13日に投資法人みらいの決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,142円のところ2,185円で着地しました。
リーシングは上手くいっているが稼働率は減少中

2021年10月期においては、ポートフォリオ全体のNOIの向上を重視し、賃料水準、稼働率等も考慮の上、個別物件の収益力に繋がる各種施策を積極的に推進しました。当期においては、いちご箱崎ビル等において、テナント満足度の向上を目的とした心築(しんちく)による価値向上を実施する等、物件競争力及び収益力の強化に資する施策を積極的に行いました。このような施策を推進した結果、ポートフォリオ全体の稼働率は、2021年10月期末時点で95.4%と高水準を維持しております。また、サステナブルな社会の実現を目指す取り組みとして、脱炭素社会への移行を目的とする国際的イニシアティブ「RE100」の主旨に鑑み、2021年10月期より保有物件における消費電力の再生可能エネルギーへの切り替えを推進しています。
肝心の内部成長については7件のテナントで増額改定となり、減額改定はありませんでした。賃料増額でのリーシングは28件で減額入替7件に留まりました。なお、2021年10月期末日において、投資法人が保有する物件は86物件(取得価格の総額206,192百万円)となっております。上記の運用の結果、2021年10月期の実績として営業収益7,843百万円、営業利益3,962百万円、経常利益3,201百万円、当期純利益3,200百万円を計上しました。
決算説明会資料で8割以上が増額で入替えと書いているのでさぞよい成績なのだろうと思いましたが8割は28件なので賃貸料収入もは5,914百万円(前期から47百万円の上昇)に留まりました。稼働率は95.4%(前期から1.8減少)となっています。
財務戦略に変化は無い

いちごオフィスリート投資法人は財務戦略の中で、既存借入金のリファイナンスについては借入金利の固定化、借入期間の長期化・分散化を図り、継続する低金利の金融環境を踏まえた資金調達を検討すると述べています。また、㈱日本格付研究所より取得している長期発行体格付は現状のA(格付けの見通し:ポジティブ)から更なる向上を目指し、投資法人債等による資金調達の多様化を図りつつ、投資法人の財務基盤の強化及びキャッシュ・フローの拡大を進めていくとしています。
2021年10月期においては、2021年5月、2021年9月に返済期限の到来する借入金(合計9,639百万円)の返済資金として、それぞれ同月に既存取引銀行からの借入れ(合計8,125百万円)並びに2021年5月に第6回投資法人債(1,500百万円)の発行を行いました。また前期と同じくおいても安定的な財務基盤の構築のため、返済期限の分散化並びに金利動向を注視し調達を行っています。2021年10月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A、格付の見通し:安定的
