2023年4月21日にタカラレーベン不動産投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,710円のところ2,710円で着地しました。
各アセットタイプで回復傾向が見える

タカラレーベン不動産投資法人の保有資産においても新型コロナウイルス感染症の影響を限定的に留めながら、投資法人は、「着実な資産規模の拡大」、「ポートフォリオの質及び安定性の向上」、「堅実な内部成長の実現」、「財務戦略・その他施策の実施」の4つの運用戦略に基づき、公募増資による資金調達等により、2022年9月2日付で新たに住宅8物件、商業施設1物件の合計9物件(取得価格の合計11,185百万円)を取得しました。一方で、同年9月20日付でホテルサンシャイン宇都宮、同年10月7日付でコープさっぽろ春光店、同年12月16日付で赤坂川瀬ビルをそれぞれ売却し、積極的なポートフォリオの入替を実施しました。既存物件は稼働低下したオフィス2物件の早期埋め戻しに成功し、全体稼働率は期首月97.8%⇒期末98.9%へ向上し、レジデンスを中心に賃料増額改定が進捗しました。ホテルであるACCESS by LOISIR HOTEL Nagoyaは、コロナ禍からの回復に伴い歩合賃料は増加傾向にあり前期比約2.9倍に達しました。このような運用の結果、2023年2月期の運用実績は、営業収益3,612百万円、経常利益1,743百万円、当期純利益1,717百万円を計上しました。
公募増資を絡めた物件取得に乗じて借入金の長期化が進む

中長期的な安定収益の確保と運用資産の持続的成長の実現を目的として、安定的かつ健全な財務基盤を構築することを基本方針としています。エクイティは資産の取得や修繕等、本投資法人の運営に係る費用の支払又は債務の返済等の手当てを目的として、投資口の希薄化に十分配慮しつつ、経済市況等を総合的に勘案した上で、新投資口の発行を機動的に実施しています。デッドの借入先については、主要な金融機関からの調達を中心とした安定したバンク・フォーメーションを構築し、コミットメントラインを含めた多様な借入方法を検討の上、固定・変動比率や返済期限の分散等に配慮しています。
2023年2月期は物件の取得資金等に充当することを目的として、2022年9月1日付で公募増資(発行新投資口数:63,600口、発行価額の総額:6,418百万円)による資金調達を行いました。また、2022年9月2日付で㈱三井住友銀行をアレンジャーとする協調融資団より総額5,780百万円の借入れを行い、また同日付で、短期借入金975百万円の返済を行いました。この結果、当2023年2月期時点における借入金残高は63,080百万円となり、LTV」とは47.2%となっています。2023年2月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:A-、格付の方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A、格付の見通し:安定的
