2025年9月12日にヘルスケア&メディカル投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,140円のところ3,164円で着地しました。
尚、利益超過分配金335円が含まれています。
病院の取得は当分先の話

2025年7月期において、2025年3月27日にサニーライフ新琴似、練馬谷原ケアパークそよ風、メディカル・リハビリホ-ムグランダ豊田元町、さわやかひがしおおさか館、さわやかひめじ館及びさわやかシーサイドくきのうみを裏付資産とするHC TURF合同会社匿名組合出資持分(出資持分割合3.5%:取得価格100百万円)を取得しました。 2025年7月期末54物件を保有しており、総賃貸可能面積227,887.60㎡、稼働率100.0%となっています。
内部成長については、他の投資法人と同じように、契約改定のタイミングでの賃料改定を含む契約条件の見直しを推進しました。ポートフォリオ全体に対して、今後5年間で賃貸契約の満了・改定を迎えるテナントが53.7%ということなので内部成長での利益拡大の余力は十分にありそうです。また、今後はクリニックモール等の複合施設型物件やシニアレジデンス、フィットネスクラブ等の組み入れ
も視野に入れて、アセットタイプの多様化を目指すとしています。更に決算説明会資料の中で病院案件の取組みについて一部述べているのですが、相変わらず「運営にかかる事業環境等を見極めつつ、継続的に検討」の段階に留まっており、病院がポートフォリオの中心になるのはまだまだ先のようです。2025年7月期の営業収益は2,547百万円、営業利益は1,286百万円、経常利益は1,017百万円、当期純利益は1,017百万円となりました。
レンダーポートフォリオは17社

資金調達については、中長期的に安定した収益の確保及び資産価値の維持・向上のため、安定的な財務運営を行うことを基本方針としています。2025年7月期は長期・固定金利が原則ながら、足許の金利環境や固定化コスト等を勘案、今回の新規借入は固定化せず、一部を短期借入とした調達を実施しました。2025年7月期末時点での出資総額(純額)は37,138百万円、発行済投資口の総口数は359,500口、有利子負債は総額42,820百万円です。LTVは50.7%となっています。2025年7月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付けの見通し:安定的
サスティナビリティの取り組みについては、資産運用会社では、2018年9月に制定した「ESGに関する基本方針」を実践するために、2021年12月に「サステナビリティ推進体制規程」を制定するとともにESG委員会を設置しました。サステナビリティ推進活動の結果、本投資法人はESG配慮を測る国際的なベンチマーク評価であるGRESBリアルエステイト評価の2024年調査において、5段階で格付されるGRESBレーティングで「1 Star」を取得しました。また、ESG推進のための方針や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」と保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取組等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者であることを示す「グリーンスター」を、GRESBの開示評価においては最上位の「Aレベル」をそれぞれ獲得しています。
