2025年3月21日に産業ファンド投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,440円のところ3,524円で着地しました。
尚、利益超過分配金51円が含まれています。
直近5期平均賃料変動率+4.6%

従来から強みとする従来からのCRE(Corporate Real Estate)提案を切り口とした物件ソーシング活動の他、CRE戦略の一環としてKKRグループ等との協働を通じて、企業価値向上を企図した企業からカーブアウトされる不動産に係る案件(CREカーブアウト案件)に取り組んでいます。
具体的には、バランスシートやROE等の財務指標の改善・向上を志向する企業に対してセールアンドリースバックの提案を行い、当該企業から切り出される不動産を投資法人が取得又はブリッジ等によりパイプライン化してリースバックを実現します。2025年1月期においては、2025年1月8日付でKKRとのCREカーブアウト案件として、KKR投資先のロジスティード㈱との協働により新規に開発したBTS型物流施設であるIIF兵庫三田ロジスティクスセンターⅡを、2024年12月20日付で、高い安定性と収益性を有する三菱ふそうの営業所兼メンテナンスサービス工場であるIIF下関ヴィークルメインテナンスセンターを、2024年12月25日付で荷主である大手消費財メーカーの主要基幹工場に近接する物流施設を裏付不動産とした匿名組合出資持分20%を取得しました。
その一方で、2024年11月29日付でIIF戸塚テクノロジーセンター(底地)(準共有持分35%)を譲渡し、不動産等売却益1,013百万円を計上しています。これらの結果、投資法人の2025年1月期時点の保有資産は、110物件(物流施設77物件、工場・研究開発施設等24物件、インフラ施設9物件)、取得価格の合計は507,609百万円となり、匿名組合出資持分を合わせた取得価格の総額は524,671百万円になっています。また、ポートフォリオ全体の稼働率は99.9%となっており、良好な稼働状況を維持しています。業績は、営業収益21,268百万円、営業利益10,186百万円、経常利益8,810百万円となり、当期純利益8,808百万円となりました。
有利子負債は長期・固定金利中心を維持

産業ファンド投資法人は、収益の安定的な確保と運用資産の持続的な成長を目的として、安定的かつ効率的な財務戦略を立案、実行することを基本方針としています。2025年1月期の有利子負債の調達については、2024年8月1日に短期借入金800百万円及び長期借入金2,100百万円(平均借入期間4.6年)、同年8月6日に長期借入金700百万円(借入期間9.1年)、同年8月30日に長期借入金4,500百万円(平均借入期間9.1年)、同年9月13日に短期借入金900百万円及び長期借入金2,650百万円(平均借入期間6.1年)、同年9月30日に短期借入金1,600百万円及び長期借入金850百万円(平均借入期間1.5年)、同年10月31日に短期借入金4,200百万円(借入期間1.0年)、2025年1月31日に長期借入金1,300百万円(借入期間7.0年)を新規に借り入れ、返済期限を迎える同額の長期借入金及び短期借入金を返済しました。これらの借換えを通じて、借入期間の長期固定化、金利コストの削減効果、及び将来的な財務施策の柔軟性確保等により、長期に安定的な分配金を確保できる財務体質を構築しています。
さらに2024年10月17日付で第9回無担保投資法人債(特定投資法人債間限定同順位特約付)(ソーシャルボンド)2,500百万円(期間5年)を発行し、同年10月31日に発行額と同額の短期借入金を期限前弁済しました。これらの結果、2025年1月期末の有利子負債残高は282,283百万円、うち、長期借入金は260,483百万円(1年内返済予定の長期借入金を含む。)、短期借入金は6,600百万円、投資法人債は15,200百万円(1年内償還予定の投資法人債を含む。)となっています。
