2023年8月22日にジャパン・ホテル・リート投資法人の中間決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,815円となっています。
アコーグループホテル5物件、ラ・ジェント・ステイ札幌大通、ホテルフランクスで賃料増額を達成

2024年1月~2024年6月の国内の宿泊・観光マーケットについては、引き続き堅調な国内宿泊需要に加え、訪日外国人の数についても、昨年秋よりコロナ禍前の2019年同期を超える水準で推移し、2024年上半期で推計1,777万人、前年同期比+65.9%、2019年同期比+6.9%(日本政府観光局(JNTO))となりました。また、宿泊旅行統計調査(観光庁)における国内宿泊施設の延べ宿泊者数(速報値)のうち、2024年上半期の日本人延べ宿泊者数は2019年同期比+0.5%とコロナ禍前とほぼ同水準となった一方で、2024年上半期の外国人延べ宿泊者数は2019年同期比+31.4%とコロナ禍前を大きく超える水準まで増加しています。結果として、2024年上半期の国内宿泊施設の延べ宿泊者数は305百万人泊(前年同期比+7.5%、2019年同期比+6.8%)となり、宿泊マーケットは、旺盛なインバウンド需要に牽引され、新たな成長局面に移行しているとしています。
内部成長については、投資法人は、引き続きホテルを運営する各ホテルの賃借人及びオペレーターと緊密にコミュニケーションを取り、宿泊・観光マーケットの成長局面を的確に捉え、ADRを重視した高単価販売戦略等の効果的なレベニューマネジメントにより収益向上を図りました。併せて、運営コストの削減のための施策等にも継続して取組み、利益率の向上に努めました。また、投資法人は、内部成長戦略の一つとして、収益向上及び競争力強化などを目的に戦略的CAPEXを実行しています。2024年12月中間期は、ADRの向上等を企図し、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル 東京ベイ、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ及びラ・ジェント・ステイ札幌大通の客室改装を実施しました。なお、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパにおいては、2023年より客室改装を順次実施してきましたが、2024年4月をもって全客室の改装が完了しています。さらに、アコーグループホテルにかかる運営委託契約及び定期建物賃貸借契約について、2024年12月中間期に包括的な契約内容の更新を行い、運営委託費用等の減額を実現し、ホテルの実質的な賃料の増額を図りました。このような状況下、投資法人が保有するホテルの業績について、当中間期の変動賃料等導入28ホテルのRevPARは、前年同期比+18.6%と前年同期を大きく上回り、また、GOPは、宿泊・観光マーケットの成長による収益向上に加え、ホテルにおけるコストマネジメント施策が奏功し、10,954百万円(前年同期比+29.4%)となりました。
借入金の平均残存年数が3.5年でJ-REIT全体としては短い

2024年12月中間期に返済期日が到来した既存借入金について、合計31,789百万円の借入れを実行し、最長6年となる長期借入金による借換えを実現しました。うち27,989百万円については、固定金利による借入れ又はスワップ契約締結による金利の固定化を実施し、固定化比率の引き上げを図りました。なお、2024年12月中間期において、グリーンローンとして3,300百万円の借入れを行っています。これにより、2024年12月中間期末時点における有利子負債残高は175,231百万円、うち1年内返済予定の長期借入金14,100百万円、長期借入金124,231百万円、1年内償還予定の投資法人債3,000百万円、投資法人債33,900百万円となり、当中間期末総資産有利子負債比率は41.6%、当中間期末時点における有利子負債総額に対する金利の固定化比率は73.8%となりました。なお、2024年12月中間期以降、2024年6月に発表した公募増資に関連して、MIMARU東京 新宿WEST、ホテル アマネク新宿歌舞伎町、沖縄ハーバービューホテル及びサザンビーチホテル&リゾート沖縄の取得資金に充当するため、当該公募増資及び同年7月の第三者割当増資による調達33,656百万円に加え、2024年7月に30,000百万円の新規借入れを行いました。借入期間を最長約7年とし、借入期間の長期化及び返済期限の分散を図るとともに、㈱大和ネクスト銀行、㈱沖縄銀行及び㈱琉球銀行の3行を新規借入先として迎え、レンダーフォーメーションの更なる強化を図りました。また、7月の新規借入れのうち22,000百万円については、固定金利による借入れ又はスワップ契約締結による金利の固定化を実施し、一定の固定化比率の確保に努めています。2024年12月中間期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:A、格付の方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付の見通し:安定的
