2024年6月14日にいちごオフィスリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,015円のところ2,115円で着地しました。
いちご大船ビルの譲渡で売却益3億円を計上

2024年4月期においてはポートフォリオ全体のNOIの向上を重視し、賃料水準、稼働率等も考慮の上、個別物件の収益力に繋がる継続的な心築としてのCAPEX実施やテナントニーズに合わせた各種サービス施策を継続して推進した結果、当期末稼働率は96.6%となり、前期末稼働率を若干下回るものの、安定した水準を達成しております。既存物件については、サステナブルな社会の実現、脱炭素社会への移行を目的とする国際的イニシアティブ「RE100」の主旨に鑑み、保有物件(共有・区分を除く)における消費電力の再生可能エネルギーを使用しCO2を排出しない運用を継続しており、LED化等の省エネ施策も順調に進めています。また、築年数の経過したいちご大船ビルについて鑑定評価額を超える金額で売却しその譲渡益を投資主に分配しポートフォリオの質の向上を図り、2024年4月期末の運用資産は、物件総数87物件、取得価格合計210,422百万円となりました。業績としては、営業収益8,068百万円、営業利益4,094百万円、経常利益3,323百万円、当期純利益3,323百万円を計上しました。
やっぱり投資家に不人気か?スポンサーへの投資法人債を発行

いちごオフィスリート投資法人の財務戦略は、既存借入金のリファイナンスについては借入金利の固定化、借入期間の長期化・分散化を図り、不安定な社会情勢による金利上昇を踏まえた資金調達を検討します。また、㈱日本格付研究所より取得している長期発行体格付は現状のA+(格付けの見通し:安定的)から更なる向上を目指しています。当期においては、2024年2月に返済期限の到来する借入金(合計900百万円)の返済資金として、同月に既存取引銀行からの借入れ(合計900百万円)を行いました。また、2024年4月に返済期限の到来する借入金(合計2,000百万円)の返済資金として、合計2,000百万円の借入れを行いました。また、投資法人は価値創造CAPEX(資本的支出)の実施を資金使途として、2023年11月に投資法人のスポンサーであるいちご㈱を割当先とした期限前償還条項付無担保投資法人債(劣後特約付及び適格機関投資家限定)350百万円を発行しました。2024年4月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付けの見通し:安定的
