2025年6月16日にいちごオフィスリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,368円のところ3,330円で着地しました。
含み益のある物件を使って含み損物件フチュール和泉を売却

2025年4月期においては、ポートフォリオ全体のNOIの向上を重視し、賃料水準、稼働率等を考慮しながら、個別物件の収益性向上に向けた継続的な心築CAPEXの実施やテナントニーズに応じた各種サービス施策を継続。その結果、2025年4月期期末稼働率は96.2%と、前期末を上回り、安定した水準を維持しております。特に心築CAPEXについては、2023年11月にスポンサーであるいちご㈱を割当先とした投資法人債、及び2024年11月に㈱三井住友銀行との間で締結したコミットメント型タームローン契約により調達した資金を最大限活用しています。さらに、いちご四谷四丁目ビルを帳簿価格の2倍、鑑定評価額の1.7倍、いちご西本町ビルを
帳簿価格の1.9倍、鑑定評価額の1.6倍の価格で売却し、その譲渡益を投資主に分配するとともに、鑑定評価額が帳簿価格を大きく下回っていたフチュール和泉を、いちご溜池ビル、いちご九段三丁目ビルと一括で売却し、本投資法人のポートフォリオの競争力向上を図りました。これにより、2025年4月期の運用資産は、物件総数87物件、取得価格合計219,751百万円となりました。実績として営業収益10,235百万円、営業利益6,094百万円、経常利益5,174百万円、当期純利益5,173百万円を計上しました。
スポンサーが固定金利で投資法人債を

日銀の政策運営スタンスの変更を受けて金利が緩やかな上昇基調となる中、借入による資金調達については、借入期間の長期化・分散化を図り、借入金利の固定化比率に留意しつつ、金融コストの低減を図る資金調達を検討するとしています。2025年4月期においては、2024年11月に返済期限の到来する借入金(合計6,346百万円)の返済資金として、同月に既存取引銀行からの借入れ(合計6,346百万円)を行い、2025年3月に償還期限の到来する投資法人債(合計1,000百万円)の償還資金として、同月に既存取引銀行からの借入れ(合計1,000百万円)を行いました。また2024年11月に、資産価値向上のためのCAPEX(心築CAPEX)に充当することを目的として、既存取引銀行との間でコミットメント型タームローン契約の締結を行いました。2025年4月期においても安定的な財務基盤の構築のため、返済期限の分散化並びに金利動向を注視し調達を行ってきたとしています。
