2024年9月17日にいちごホテルリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,820円のところ3,040円で着地しました。
コロナからの完全復活には至っていない

2024年7月期は新規物件の取得、運用物件の譲渡はありませんでした。保有するホテルにおいては、昨年実施されていた全国旅行支援策の終了により、一部のエリアでは宿泊利用者の低下が見受けられたものの、インバウンド旅行者の増加により国内レジャー需要は高い傾向がありました。一方、国内の物価及び人件費の上昇は変動賃料が設定されている物件へ影響を与えており、一部の物件において新型コロナウィルス感染症の影響を受ける前の変動賃料の水準までの回復には至っていません。2024年7月期は、国内の安定した宿泊需要に加え、円安の影響を背景にインバウンド旅行者も感染症拡大前の2019年を超える勢いで増加しており、宿泊需要は一段と高まりました。一方、昨年から継続する国内の物価や人件費の上昇もあり、ホテル運営面においても変化が生じているとしています。投資法人としては、ホテルテナントの運営状況を注視すると共に、更なるホテル需要の高まりを見据え、新たなCAPEX投資や水光熱費等支出削減などの対応を検討・実施していくとしています。2024年7月期の実績として営業収益2,440百万円、営業利益1,313百万円、経常利益996百万円、当期純利益995百万円を計上しました。
金利の固定化率は100%

中長期に亘り安定した収益の確保と運用資産の規模の着実な成長及び運用の安定性を優先し、資金調達環境の動向を注視しつつ、借入金利の固定化並びに借入期間の長期化及び分散化を図るとしています。既存借入金のリファイナンスについては、スポンサーサポートの活用や取引金融機関と良好な関係を維持しながら、確実な借換えの実現に取り組むと共に、借入コストの抑制に努めていくとも述べています。当期においては、2024年2月に返済期限の到来した借入金(合計4,950百万円)の返済資金として、同月に既存取引銀行から借入れ(合計4,950百万円)を、また2024年4月に返済期限の到来した借入金(合計2,220百万円)の返済資金として、同月に既存取引銀行からの借入れ(合計2,220百万円)を行いました。この結果、2024年7月期末の借入金残高は32,470百万円となり、LTVは43.3%となりました。
