2021年7月15日にエネクス・インフラ投資法人の中間決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が6,000円となっています。
松阪・新城太陽光発電所の取得による外部成長と既存資産の安定運用

2021年11月中間期は、資産規模を一段と押し上げる外部成長が明確に進展した期間となりました。2020年12月に松阪太陽光発電所(パネル出力98.0MW、取得価格40,241百万円)、2021年4月に新城太陽光発電所(パネル出力1.5MW、取得価格465百万円)を取得し、合計99.5MWの大規模な太陽光発電設備を新たに組み入れました。これにより、当中間期末の取得済資産は8物件、合計パネル出力139.8MW、価格合計57,239百万円へと拡大しています。
内部成長の面では、エネクス電力によるO&M体制のもと、既存発電所の稼働状況を遠隔監視とデータ解析により継続的に把握し、設備の性能維持と安定稼働を確保しました。その結果、発電量は計画74,910MWhに対し実績75,402MWhと100.6%を達成し、松阪・新城の新規組入後もポートフォリオ全体として安定した発電パフォーマンスを示しました。こうした外部成長と内部運用の両面が、営業収益2,322百万円、営業利益677百万円、経常利益431百万円、中間純利益430百万円という力強い業績に結びついています。
コミットメントライン設定と財務基盤強化、そしてサステナビリティ対応の深化

当中間期は財務面でも大きな動きがありました。松阪太陽光発電所の取得資金として協調融資団から27,900百万円を調達し、借入残高は37,971百万円、LTVは55.5%となりました。さらに、2021年3月31日には三井住友信託銀行との間で3,000百万円のコミットメントラインを設定し、将来の資金需要に機動的に対応できる体制を整えています。これにより、資産拡大を継続するための財務的な柔軟性と安定性が一段と高まりました。
サステナビリティの観点では、取得資産がすべて再生可能エネルギー発電設備で構成されている点が特徴的です。松阪・新城の両発電所も太陽光発電設備であり、ポートフォリオ全体の再生可能エネルギー比率は100%を維持しています。地域別では関東・中部地方への集中投資により、電力需要の大きいエリアで安定した売電収入を確保する構造が強化されました。こうした再生可能エネルギーへの一貫した投資姿勢は、環境負荷の低減と長期的な収益安定性の両立を図るものです。
資産規模拡大と安定稼働が両立した中間期
2021年11月中間期は、資産規模の急拡大と既存資産の安定運用が同時に進んだ節目の期間でした。松阪・新城の取得により、ポートフォリオは8物件・139.8MWへと大きく成長し、営業収益2,322百万円、営業利益677百万円、経常利益431百万円、中間純利益430百万円という力強い数値を示しました。発電量は計画比100.6%と想定どおりの水準を達成し、外部成長が内部成長を損なうことなく収益基盤を拡張した点が際立っています。
財務面では、協調融資団からの借入れとコミットメントライン設定により、今後の資産取得に向けた資金調達力が強化されました。さらに、再生可能エネルギーに特化したポートフォリオ構成を維持し、地域別の需要構造を踏まえた投資戦略により、長期的な収益安定性を確保しています。
総じて、当中間期は外部成長・内部成長・財務戦略・サステナビリティの各要素が有機的に結びつき、投資法人としての成長軌道を確かなものとした期間であったと言えます。
