2024年10月16日にサンケイリアルエステート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,208円のところ2,369円で着地しました。
資本的支出工事は競争力の高い物件に集中する戦略

2024年3月には「ベッセルホテルカンパーナすすきの」(共有持分40%)を取得したほか、2024年4月には「S-GATE日本橋本町」(共有持分49%)を追加取得して保有比率を100%としました。これら一連の見直しを通じて、2024年8月期末のポートフォリオは、物件数17、資産規模(取得価格合計)96,447百万円となりました。2024年8月期末における運用実績(保有17物件)は、稼働率96.6%となりました。営業収益は前期に発生した不動産等売却益が2024年8月期においては発生しないため、前期比68.4%減の2,461百万円となっていますが、これを除いた不動産賃貸事業収益は、前期比4.2%増の2,461百万円となりました。また鑑定評価額は101,590百万円となりました。内部成長は、運用資産について、収入拡大と運用収益の安定的な成長を目指し、従前同様、既存テナントとのリレーションの強化・充実を図りながら満足度向上に努めました。更改期を迎える既存テナントに対しては、コロナ禍における特異な情勢と現在の賃貸市場の動向との差異を丁寧に説明することで、賃料の増額改定に一定の理解を示すテナントも現れてきました。なお、修繕及び資本的支出については、運用資産の競争力の維持・向上に資するものに絞り込み実施しました。
2024年8月期において「ベッセルホテルカンパーナすすきの」を取得したことから、本投資法人が保有するホテルは、2024年8月期末において全6物件となりました。固定賃料を採用している3物件(「ホテルインターゲート東京 京橋」、「ホテルインターゲート広島」及び「ベッセルホテルカンパーナすすきの」)によりポートフォリオ収益の安定性を確保しつつ、固定賃料と変動賃料を併用している3物件(「ホテルインターゲート京都 四条新町」、「ホテルインターゲート金沢」及び「グリッズプレミアムホテル大阪なんば」)においては、インバウンドの回復、客室稼働率と客室平均単価の上昇など、市況に応じて収益性の向上に寄与するものと期待できるとしています。2024年8月期の業績は、営業収益2,461百万円、営業利益1,299百万円、経常利益1,107百万円、当期純利益1,106百万円となりました。
JCRより長期発行体格付A+(安定的)を取得

財務の動きにおいては、2024年3月12日に返済期限が到来した長期借入金3,300百万円の返済に充当するため、同日付で㈱みずほ銀行及び㈱三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローンにより、㈱みずほ銀行、㈱三井住友銀行、㈱日本政策投資銀行、みずほ信託銀行㈱、三井住友信託銀行㈱、㈱SBI新生銀行及び㈱りそな銀行から3,300百万円の借入れを行いました。この結果、2024年8月期末日における借入金残高は50,200百万円となり、LTVは47.9%となりました。2024年8月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付けの見通し:安定的
2024年8月期のサスティナビリティの取り組みは「S-GATE赤坂」についてDBJ Green Building認証を再取得しました。これにより本投資法人で環境認証を取得している運用資産は延べ9物件(DBJ Green Building認証4物件、BELS評価5物件)となっているほか、投資法人としてGRESBリアルエステイト評価について2スター及びGreen Starを取得しています。このほか、2024年6月にFIT非化石証書を購入することにより、一部物件において実質再生可能エネルギーを導入しました。
