2025年2月17日にフロンティア不動産投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が10,930円のところ11,000円で着地しました。
物件入替完了も売却益13億円のうち10億円は内部留保

2024年7月1日にヤオコー西大宮店(取得価格2,500百万円)の取得を行いました。これは前期のヤオコー相模原光が丘店の取得と同様に2024年5月と2024年7月の2回に分けて譲渡したクイーンズ伊勢丹杉並桃井店との資産入替による取り組みです。これによって資産規模は9.4億増加、平均築年数は12.1年若返えり年間の予想NOIも約5百万円程度増加する見込みとしています。ですが売却益13億のうち10億円も投資法人に溜め込んでしまっているのでこの点が残念ですね。収益性よりも安定性を採る投資法人なので分配金上昇の兆しやチャンスがあっても安定性に振ってしまってる限り他の投資法人よりも魅力に欠けてしまいます。
内部成長は大分力を入れており、ベルタウン丹波口駅前店で2024年3月、㈱マツモトとの契約期間満了となる2025年8月を契約開始として123%の賃料増額の新規契約を締結しました。3年毎の賃料改定条項を新たに設定さそれています。これにより効果が賃料増加額208.2百万円/年であるとしています。都心型の商業施設では以下のような取り組みが行われました。
・池袋スクエア:2024年12月より飲食テナント2区画において平均11%の賃料増額
・TENJIN216:2024年11月、2025年3月よりサービステナント2区画において平均6%の賃料増額
・VIORO:4区画の新規契約を行ったため稼働率が85%から94%に上昇しました。
固定金利比率は93.1%と更に減少

フロンティア不動産投資法人は中長期にわたり安定的な分配金の配当を行うことを基本方針としており、2024年12月期も引き続き、調達先の拡大、調達手段の多様化、返済期限の分散、長期固定化を意識し、財務の安定性向上に努めました。その結果、2024年12月期末日の借入金等の残高は、長期借入金114,200百万円及び投資法人債券13,500百万円の合計127,700百万円となっています。上記のような運用の結果、2024年12月期の実績として営業収益は12,288百万円、営業利益は6,879百万円、経常利益は6,502百万円、当期純利益は6,501百万円となりました。2024年12月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・S&Pグローバル・レーティング・ジャパン㈱(S&P)、長期会社格付:A+、短期会社格付:A-1、格付けの見通し:安定的
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA-、格付けの方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA、格付けの見通し:安定的
