2024年11月20日に大和証券リビング投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,300円のところ2,400円で着地しました。
ヘルスケア施設の内部成長は難しい以上、レジデンスの取得で資産規模を拡大していくべき

2024年9月期は、以下の賃貸住宅3物件(取得価格6,620百万円)を取得しました。
また、将来にわたる収益性の見込み、物件の規模や立地などを総合的に勘案し4物件(譲渡価格5,582百万円)を譲渡しました。
<取得資産>
グランカーサ行徳(取得価格:2,572百万円)
グランカーサ大和(取得価格:2,136百万円)
ググランカーサ市川国府台(取得価格:1,911百万円)
<譲渡資産>
willDo等々力(譲渡価格:非開示)
SKレジデンス(譲渡価格:非開示)
エンゼルハイム西六郷第2(譲渡価格:非開示)
willDo千代田(譲渡価格:非開示)
(合計譲渡価格5,582百万円※単体での譲渡価格は非開示)
資産運用会社である大和リアル・エステート・アセット・マネジメント㈱は、『日次稼働率予測システム』の活用や既存諸施策等に引き続き注力した結果、期中平均稼働率は97.6%(前期は97.8%)となりました。また、入替え時賃料の増額にも引き続き注力した結果、当期は、総件数1,362件のうち1,052件で前賃料比の増額を実現し、件数ベースの上昇比率が+77.2%、賃料ベースの上昇が+4.5%(前期は+3.0%)と前期に続いて上昇傾向を維持し、増収に寄与しました。賃貸事業費用につきましては、高額工事承認委員会を通した修繕費及び再商品化工事費用の抑制等の既存諸施策に注力しました。
ヘルスケア施設において、安定的な収益を獲得し、投資主価値の維持・向上に資するために、運営主体であるオペレーターの信用力、運営力等が安定稼働を実現するうえで重要な要素であると考えており、オペレーターへのモニタリングを実施しています。2024年9月期は引き続き感染症のクラスター発生の影響を注視しつつ、施設への訪問やWeb会議システムを利用した面談を施設管理者や本社担当者と実施し、ヒアリング等を行っています。2024年9月期末時点でオペレーターとの賃貸借契約の中途解約、賃料の減免や支払猶予等、契約条件の変更事案はありませんでした。2024年9月期の実績は、営業収益14,155百万円、営業利益7,092百万円、経常利益6,204百万円、当期純利益は6,203百万円となりました。
金利固定化にはまだ固定化率が少ない

2024年3月期において、借入金の返済資金に充当するため、2024年6月24日に返済期日を迎えた長期借入金総額4,250百万円の返済資金として、同日に既存取引行及び新規取引行と同額の借換えを行いました。2024年6月28日に返済期日を迎えた長期借入金総額1,500百万円の返済資金として、同日に既存取引行と同額の借換えを行いました。2024年8月30日に返済期日を迎えた長期借入金総額1,500百万円の返済資金として、同日に既存取引行及び新規取引行と同額の借換えを行いました。
これらの結果、借入期間の長期化を実現するとともに、返済期日の分散化を図ることができました。また、投資法人の2024年9月期末時点のLTVは51.2%、長期有利子負債比率(1年内返済予定有利子負債を除く。)は89.4%、金利固定化比率は60.3%となりました。
サステナビリティに関する取組みとして、2024年6月に、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業である「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣認定の「くるみん認定」を取得しました。他には、2021年5月付で策定したソーシャルファイナンス・フレームワークに基づき、2024年9月30日現在、ソーシャルローンによる借入れ(109.2億円)、ソーシャルボンドの発行(20億円)を実施しています。
