2024年7月18日に日本プロロジスリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が5,095円のところ5,196円で着地しました。
尚、利益超過分配金761円が含まれています。
物流施設のマーケット分析は分かりやすい

2024年3月末時点の大型マルチテナント型施設の空室率は首都圏において9.7%、近畿圏において5.3%となりました。一方で、同時点における竣工後1年以上を経過した物件の空室率は首都圏において4.4%、近畿圏において1.2%と依然として堅調に推移しています。このことから、物流施設における空室の増加は新規供給物件に著しく偏っている状況であり、投資法人の保有資産をはじめとする安定稼働中の物件群の稼働状況は引き続き堅調に推移していると、投資法人は考えています。今後も賃貸市場における需給環境を適切にモニタリングする必要があるものの、物流施設に対する需要の拡大は日本の物流産業の変革やEC消費の拡大及び浸透に起因する構造的なものであり、また、建築費の高騰等を背景として、近い将来には新規物件の供給水準が下がる見通しであることから、需給バランスは引き続き堅調に推移するものと、日本プロロジスリート投資法人は考えているようです。
このような状況の中、投資法人は保有する物件の高い競争力とスポンサーであるプロロジス・グループによる強力なリーシングサポートにより安定したポートフォリオ運営を実施し、2024年5月期末時点の稼働率は98.3%、2024年5月期における平均改定賃料変動率は+4.2%といずれも高水準を達成しました。2024年5月期の実績は、営業収益30,376百万円、営業利益13,712百万円、経常利益12,519百万円となりました。また、プロロジスパーク岩沼の再開発に伴い交付された企業立地奨励金71百万円を特別利益として計上しました。
毎期余剰キャッシュフロー70憶の余剰CFを保持

2024年5月期の資金調達には、2023年12月1日付で長期借入金7,500百万円の借入れを行い、短期借入金7,500百万円を期限前弁済しました。また、2024年2月15日付で長期借入金10,000百万円及び2024年4月30日付で長期借入金6,000百万円の借入れを行い、それぞれ同日付で期限が到来した長期借入金10,000百万円及び長期借入金6,000百万円の返済を行いました。 これらの結果、投資法人の当期末時点の有利子負債総額は333,300百万円(借入金残高290,500百万円、投資法人債残高42,800百万円)となり、投資法人の有利子負債総額(借入金額、投資法人債発行額、短期投資法人債発行額の総額)がLTVは37.8%となりました。 2024年5月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター (R&I)、発行体格付:AA、格付けの方向性:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA+、格付けの見通し:安定的
