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いちごグリーンインフラ投資法人・第3期(2018年6月期)決算・一口当たり分配金は4,226円

いちごグリーンインフラ投資法人2018年6月期決算
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2018年8月10日にいちごグリーンインフラ投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が7,180円のところ4,226円で着地しました。
尚、利益超過分配金2,046円が含まれています。

目次

追加取得による発電能力の拡充と全国分散ポートフォリオの成熟

いちごグリーンインフラ投資法人2018年6月期決算NOI推移

2018年6月期は、前期に続き外部成長が着実に進展した期でした。期初にあたる2017年7月3日に山口県の2発電所を取得し、ポートフォリオは15件へと拡大しました。資料には「いちご山口秋穂西ECO発電所(1.24MW)及びいちご山口佐山ECO発電所(2.35MW)の2件の太陽光発電施設の取得」と記載されており、地域分散の強化と発電能力の底上げが明確に示されています。取得価格は合計1,469百万円、総パネル出力は29.43MWとなり、規模拡大が発電量の増加に直結しました。

内部成長では、既存発電所の安定運用が継続し、全国分散の効果が発電量の平準化に寄与しました。資料には「発電量は期初予想比+3.3%」と記載されており、季節変動や地域気象の差異を吸収するポートフォリオ構造が機能していることがわかります。特に桐生、中標津、豊川の各発電所が予想を大きく上回り、地域ごとの気候や地形に応じた個別設計が発電効率の向上につながりました。統合監視システムやストリング監視の導入により、故障の早期発見と発電ロスの最小化が図られ、内部成長の基盤がさらに強化されています。

長期固定金利による安定財務と環境価値の継続的創出

いちごグリーンインフラ投資法人2018年6月期決算LTV・DSCR推移

財務面では、長期借入金のすべてを金利スワップにより固定化し、FIT制度の長期固定価格と整合的な資本構造を維持しています。資料には「長期借入金はすべて金利スワップにて固定化」と記載されており、返済期日までの金利変動リスクを抑制する戦略が採用されています。2018年6月末時点の借入残高は7,160百万円、平均金利は0.771%と低水準で、追加取得を行いながらも財務の安定性を確保しています。LTVは58.5%と前期比でわずかに上昇したものの、資産拡大期として妥当な水準に収まっています。

サステナビリティ対応では、保有発電所が年間22,752トンのCO2削減効果を持ち、10,592世帯分の年間消費電力を賄う環境価値を創出しています。資料には「CO2削減量22,752トン」「世帯数換算年間発電量10,592世帯」と記載されており、環境負荷低減への貢献が定量的に示されています。また、オペレーターによる最低賃料保証の仕組みにより、発電量の下振れリスクを抑制し、安定利回り商品としての特性を強化しています。火災保険や地震保険などの付保により、災害リスクへの備えも整備され、長期運用に耐え得るサステナブルな資産構造が形成されています。

発電量の上振れと収益拡大が示した成長軌道の確立

2018年6月期は、発電所の追加取得と運用高度化が収益の大幅な上振れにつながった期でした。営業収益は1,153百万円と期初予想を58百万円上回り、営業利益は325百万円、当期純利益は210百万円といずれも大きく増加しました。資料には「当期純利益は期初予想比43.6%増の210百万円」と記載されており、外部成長と内部成長の双方が利益押し上げに寄与したことが示されています。

発電量は35.76百万kWhと予想比+3%を記録し、全国分散の効果と個別設計による発電効率の向上が収益安定化に直結しました。1口当たり分配金は4,226円と期初予想比で636円増加し、利益分配金と利益超過分配金の両面で投資主還元が強化されています。FFOは1口当たり8,560円と分配金の約2倍を確保し、太陽光発電設備の減価償却構造を活かしたキャッシュフローの強さが際立ちました。

総じて、2018年6月期は、資産規模の拡大、発電効率の向上、財務の安定化、環境価値の創出が一体となり、長期的な成長軌道を確立した期であったといえます。今後もスポンサーグループの開発力と運用技術を活かし、持続的な成長が期待される状況が整っています。

いちごグリーンインフラ投資法人2018年6月期決算

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