2024年5月15日にジャパンリアルエステイト投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が11,700円のところ12,216円で着地しました。
稼働率向上・修繕費のコントロールは追風

物件の取得・売却においては、2023年12月1日付で、既存保有物件の追加取得として、シーバンスS棟(東京都港区)の事業持分割合4.22%を2,290百万円で取得し、同物件における当投資法人の事業持分割合は13.45%から17.67%となりました。また、2024年2月14日付で、既存保有物件の追加取得として、豊洲フォレシア(東京都江東区)の共有持分22%に係る信託受益権を19,756百万円で取得し、同物件における当投資法人の共有持分は9%から31%となりました。さらに、2024年3月8日付で、3rd MINAMI AOYAMA(東京都港区)の建物所有割合77.76%を21,000百万円で取得しました。一方で、2024年1月12日付で、晴海フロント(東京都中央区)の信託受益権の準共有持分45%を17,599百万円で譲渡しました。なお、3回に分けて譲渡しており、2022年12月1日付で準共有持分25%を9,777百万円で譲渡し、2023年4月3日付で準共有持分30%を11,733百万円で譲渡しました。上記の結果、2024年3月期末において、ジャパンリアルエステイト投資法人が保有する運用資産はオフィスビル77物件、取得価格の総額1,162,489百万円、総賃貸可能面積897,885㎡(約271,610坪)、テナント総数1,622となりました。業績は、営業収益41,414百万円(前期比7.2%増)、営業利益20,317百万円(前期比12.6%増)となり、借入金等の支払利息等の経費を控除した経常利益は19,311百万円(前期比13.0%増)、当期純利益は18,636百万円(前期比9.1%増)となりました。
金利上昇局面で金利固定化率は84.7%

ジャパンリアルエステイト投資法人は、LTVの比率を30~40%を目安に運用することを財務上の基本方針としており、併せて、借入コストや既存借入先とのリレーションを勘案した上で、満期の分散・デュレーションの長期化・安定借入先の多様化等により、健全かつ保守的な財務体質の維持を目指すこととしております。物件の取得による新規借入や既存借入金のリファイナンスにあたっては、前記観点のほか新投資口発行による資金調達での返済可能性等も念頭に置き、戦略的かつ機動的な借入を実施しております。2024年3月期においては、シーバンスS棟(追加取得)、豊洲フォレシア(追加取得)の取得資金の一部に充当するため、短期借入金を其々2,000百万円、20,000百万円調達し、また、3rd MINAMI AOYAMAの取得資金の一部に充当するため、短期借入金を18,000百万円、長期借入金を3,000百万円調達しました。また、短期借入金を手元資金にて弁済したほか、既存借入金の返済資金に充当するための借入も実施しました。このような取り組みの結果、2024年3月期の有利子負債残高は前期末比30,000百万円増の480,193百万円となり、内、長期借入金は390,700百万円(1年内返済予定の長期借入金54,800百万円を含みます。)、短期借入金は56,500百万円、投資法人債は32,993百万円となりました。LTVは44.0%となっております。2024年3月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・S&Pグローバル・レーティング・ジャパン㈱(S&P)、長期発行体格付:A+、短期発行体格付:A-1、アウトルック:安定的
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA、格付けの見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA+、格付けの見通し:安定的
