2024年5月16日にグローバル・ワン不動産投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,959円のところ2,959円で着地しました。
稼働率の回復苦戦

2024年3月期は外部成長として、2023年11月30日にグローバル・ワン上野(取得価格9,900百万円)と淀屋橋フレックスタワー(譲渡価格9,833百万円)を交換しました。また、2024年3月25日に大手町ファーストスクエアの一部(信託受益権の準共有持分30%、譲渡価格8,100百万円)を譲渡し、2024年3月28日に新ダイビルの一部(不動産の共有持分5%、取得価格3,455百万円)及び土佐堀ダイビルの一部(不動産の共有持分20%、取得価格4,461百万円)と楽天クリムゾンハウス青山の一部(信託受益権の準共有持分20%、譲渡価格8,055百万円)を交換しました。
グローバル・ワン不動産投資法人の保有資産は、2024年3月期において、オフィス15物件、取得価格の総額208,505百万円、総賃貸可能面積156,310.72㎡となっています。当期末時点のポートフォリオ全体の稼働率は、97.2%です。実績として営業収益7,161百万円、営業利益3,776百万円、経常利益3,361百万円、当期純利益3,360百万円を計上しました。
課題としては品川シーサイドウエストタワーと横浜プラザビルの稼働率の回復なのですが、もともと賃料が高くフロア面積も大きい物件なので物件なのでバリューアップ工事やテナントの水道光熱費を一部助けるような取り組みくらいでは回復しないんですよね。区画を分ける工事をして部屋数を増やしてリーシングした方が良いと思うのですが、運用会社はまだ一括貸しの可能性を考えているようなのでここら辺の判断が問われてきそうですね。
LTV・DSCrは問題無い基準だが調達金利は若干上昇し0.67%

グローバル・ワン不動産投資法人は、資金の調達を目的として、投資口の発行のほか、借入れ及び投資法人債の発行を行うことがあります。有利子負債は、資産の長期運用及び将来の金利上昇リスク軽減の観点から、長期固定金利での調達を基本としています。2024年3月期においては、2024年3月29日に返済期限が到来した既存の借入金10,500百万円の返済資金に充当するため、同日付で10,000百万円の借入れを行い、手元資金500百万円とあわせて返済を行いました。また、大手町ファーストスクエアの持分売却により得た資金で、2023年4月28日に借入を行った6,900百万円について、2024年3月29日に期日弁済を行いました。2024年3月31日現在の出資総額(純額)は100,016百万円、発行済投資口の総口数は1,022,826口、借入金残
高は79,500百万円、投資法人債発行残高は18,700百万円です。
2024年3月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付けの見通し:安定的
