2022年10月18日に大和ハウスリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が5,600円のところ5,617円で着地しました。
物流施設を重点的に取得

大和ハウスリート投資法人は外部成長として、①潤沢なスポンサーパイプラインを活用し、物流施設を中心とした競争力の高い物件を厳選取得、②総合型・大型REITとしての柔軟性、豊富な含み益を活用した物件入替の推進によるポートフォリオの質向上、③多様な物件取得スキームの活用による取得機会の確保を掲げています。2022年8月期は新規物件の取得はありませんでしたが、2022年8月18日に4物件の物件取得を発表しました。いずれも2022年9月5日に取得済みで現時点では無事運用されています。
内部成長面は、保有資産の運用実績は、期末稼働率の実績が99.7%となり、引き続き安定した賃貸事業収入を維持することができました。この結果、営業収益は、2022年2月期決算短信で公表した運用状況の予想を243百万円上回る29,368百万円となりました。一方、賃貸事業費用においては、燃料費高騰に伴い光熱費が増加しましたが、入居テナントと電力会社が直接契約しているBTS型物流施設等がポートフォリオの大半を占めるため、燃料費高騰の直接的な影響は限定的なものとなりました。この結果、営業利益は運用状況の予想を30百万円上回る12,661百万円となり、当期純利益は運用状況の予想を38百万円上回る11,049百万円となりました。上記運用の結果、大和ハウスリート投資法人の2022年8月期実績は、営業収益29,368百万円、営業利益12,661百万円、経常利益11,050百万円、当期純利益11,049百万円の計上となりました。
コミットメントライン250億円をベースに支払期限を分散

財務戦略は、中長期にわたる安定的な収益の確保と運用資産の着実な成長並びに効率的な運用及び運用の安定性に資するため、計画的かつ機動的な財務戦略を立案し、実行することを基本方針としています。強固なレンダーフォーメーションを維持・拡大するとともに、投資法人債の発行による資金調達手段の多様化に取り組み、有利子負債の金利の長期固定化及び返済期限の分散化を推進し、財務基盤の安定性の向上に努めています。
2022年8月期の財務面の動きは、2022年4月1日に返済期限が到来した既存借入金3,500百万円の返済資金に充当するため、3,500百万円のリファイナンスを実施しました。2)2022年4月28日に返済期限が到来した既存借入金16,500百万円の返済資金に充当するため、16,500百万円のリファイナンスを実施しました。既存借入金4,000百万円の期限前弁済資金の一部に充当するため、2022年5月25日に第18回無担保投資法人債(サステナビリティ・リンク・ボンド)総額4,000百万円を発行しました。この結果、投資法人の当期末の有利子負債残高は前期と同額の407,550百万円(借入金残高365,550百万円、投資法人債残高42,000百万円)となり、2022年8月期末のLTV(のれんを含む)は42.3%、LTV(のれんを除く)は44.9%となりました。2022年8月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA、格付の見通し:安定的
