2022年10月17日にOneリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が7,120円のところ7,120円で着地しました。
稼働率重視の戦略によりフリーレント期間が伸びている

2022年8月期は外部成長の動きはありませんでした。内部成長への取り組みは電気料金を固定単価に基づき請求しているテナントに対し、変動費(燃料調整費・再エネ賦課金等)も加味して請求する方式への移行を実施• 燃料調整費がマイナス調整からプラス調整へ転じた2022年2月頃より上記対応策を順次進め、対象テナントについての移行は概ね完了しています。また、高騰が継続する変動費(燃料調整費等)を転嫁することで、専有部における費用負担増加のリスクの低減を図りました。
2022年5月20日はに、東京パークサイドビルの総賃貸面積の12.3%に相当する部分について、東京パークサイドビルの特長を捉えたリーシング活動の結果、新規テナント(非開示ですが)との間で、賃貸借契約を締結しました。稼働率の回復は、前回予想を上回るペースで進捗し2022年2月期より継続して100坪未満の需要は底堅く推移し、足許では100坪以上の需要も回復傾向にあるととしています。しかし、2022年8月期は契約面積ベースの稼働率は前回予想ベースを上回る水準で着地したものの、稼働重視の運営方針に伴い、平均フリーレント期間及び平均ダウンタイム期間は長期化しました。2021年8期以降のオフィス退去率の高止まりの状況は、2023年2月期以降も継続することを見込んでおり、かなり弱気な状況です。
この結果、2022年8月期末の投資法人の保有資産合計は31物件(取得価格合計119,927百万円。なお、匿名組合出資持分は含みません。)、総賃貸可能面積は171,867.73㎡、また、2022年8月期末の稼働率は98.3%となりました。上記の運用の結果、2022年8月期の業績は、営業収益4,516百万円、営業利益2,184百万円、経常利益1,883百万円、当期純利益1,882百万円となりました。
デッドの調達余力は76億円と推定

Oneリート投資法人は、財務健全性確保のためLTVは60%を上限としています。2022年8月期は、新たな資金調達及び借入金の弁済はありませんでした。しかし、Oneリート初となるグリーンローンを含むリファイナンスを実施し、資金調達基盤を強化するとともに平均残存年数の長期化に成功しています。この結果、2022年8月期末での有利子負債残高は61,574百万円となり、LTVは47.1%となりました。LTVは「45~50%を目安」として運営する方針であり、LTV=50%までの借入余力は、2022年8月期末時点において約76億円と推定しています。2022年8月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A+、格付の見通し:安定的
サステナビリティ特設サイトを新たに開設し、ESGに関する情報の発信を強化し特設サイトにおいて、TCFD提言に基づく情報開示を行うなど、ESGの取り組みを一層推進しました。
