高齢出産だと産後の体力回復が遅いって本当?何か対策はない?

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高齢出産とは

高齢出産の定義は”初産の時に35歳以上の場合”に高齢出産だと分けられます。
1人でも出産経験がある場合は第二子以降が35歳以上での出産になっても該当しません。

晩婚化がどんどん進みこの定義も見直される日がくるかもしれません。
実際に1990年代よりも前では”30歳を過ぎての初産が高齢出産”と位置付けられていました。

2013年での平均初婚年齢(女性)は29.3歳となっていますし
第一子の出産平均年齢は30.4歳ですから
更に10年、20年と経てば定義が見直される可能性も高いと言えますね。

高齢出産のリスク

高齢出産をすると
どんなリスクがあるのでしょうか?

高齢出産によるリスクとしては
・流産しやすい
・先天性異常の発症率が上がる
・妊娠高血圧症候群になりやすい
・帝王切開になる場合がある
などがあります。

流産しやすい
35歳以上になると妊娠そのものがしにくくなる上に
せっかく授かった命が育たないという確率が35歳未満の人に比べて
高くなってしまう現実があります。

先天性異常の発症率が上がる
若いから先天性異常のリスクがないのか?と言われれば
そうではないのですが、やはり年齢が上がるにつれて
発症確率も上がってしまいます。

妊娠高血圧症候群になりやすい
妊娠高血圧症候群とは、蛋白尿・高血圧・浮腫のどれか1つ
もしくは2つ以上が検査で引っかかると付けられる病名です。
40歳以上だと35歳未満の人と比べ2倍のリスクがあると言われています。

帝王切開になる場合がある
緊急帝王切開のリスクは若くてもありますが
35歳を過ぎると子宮口が開きにくくなったり
微弱神通などで緊急帝王切開になるリスクが高まります。

年齢だけで区別できないって本当?

第一子を帝王切開で産んだ時
医師に「後5人はいけるほどの立派な子宮だよ」と言われました。
その時の年齢が30歳。

第三子を帝王切開で産んだ時
医師に「後2人はいけるよ」と言われました。
その時の年齢が34歳。

疑問に思って医師に確認すると

”目視した子宮内の状況がとても良く
まだ子供を望むなら2人くらいなら育てられる子宮内部だった”

という事だったようです。

その後も話をすこし聞いてみたところ
子宮内部の状態が良好だからと言って
実年齢によるリスクがなくなるわけではない事や

卵子の状態などによっては
妊娠しにくくなったり
流産しやすくなる事の説明を受けました。

先生の話では、初潮が周りより早く来た場合や
妊娠回数が少ない場合などでは
子宮が酷使されてしまう為に子宮が衰えやすくなるとのことでした。

また、最近は平熱が低い人も多く
子宮が冷え切ってしまっていて老化が早まっている人も多いそうです。

ダウン症等のリスクは年齢によって上がっていきますが
妊娠や流産の確率などは実年齢だけでは判断できないと教えてもらいました。

子宮や卵巣、卵子といったそれぞれの状態が
若かったり良好だったりすれば妊娠確率は上がり
流産確立が下がる傾向にあるそうです。

高齢出産の産後

なんとか無事に出産を終えても高齢出産の場合
産後にもいろいろ大変な事が待ち構えています。

・子宮の戻りが遅い
・抜け毛
・産後うつになりやすい
・体力がついてこない

子宮の戻りが遅い
妊娠で大きくなった子宮は出産を得て元の大きさに戻ろうとします。
通常であれば1か月程度で妊娠前の大きさに戻るのですが
高齢出産になると回復が遅れる傾向にあります。

抜け毛
出産を経験した人の多くが抜け毛がひどくなったと言います。
抜け毛の原因はエストロゲンが減少する事が原因です。

通常は女性ホルモンのバランスが元に戻ってくると
このエストロゲンも増えてきて抜け毛が落ち着くのですが
ホルモンバランスを戻す機能自体が年齢によって衰えていると抜け毛が続いてしまいます。

産後うつになりやすい
産後うつとは、不安感を強く感じたり、気持ちが落ち込んだり
不眠や過食気味・拒食気味になったり
他人との交流ができなくなったり、常にイライラしていたりなどの症状が出ます。

産後うつになりやすいタイプとして
「責任感が強くて真面目な努力家」
がなりやすいといわれています。

高齢出産のお母さんの多くは
社会的地位がそれなりに高い場合も多い上に

頼れる両親が高齢の為にいなかったりして
頼ることを良しとしない性格の人が多いのが
発症リスクをあげる要因だといえます。

体力がついてこない
高齢出産だと体力の回復自体がスローペースな上に
役職上職場復帰を早める人も多くいます。

家事に仕事に育児とママの体力は
日々どんどん削られていきます。

子供が走り回る様になれば
追い掛け回すたびに息切れをする
ということも珍しくないでしょう。

高齢出産をしたママさんの多くが
体力不足に悩んでいるといっても過言ではありません。

高齢出産でも怖くない

高齢出産のママにとって体力不足がネックになります。
子供はどんどん大きくなって活発になります。

それと同時にママの年齢も上がっていくので
体力をいかに回復させ、つけるかというのが重要です。

健康的な生活を送ることは何より大事ですが
疲れているからと体力作りを怠らない事がとても大事になります。

産後、産褥期の間はしっかり休息を取り
その後徐々に体力回復と体力を付けるために
トレーニングをしましょう。

筋力アップトレーニングも良いですが
ウォーキングなどでも十分効果が期待できます。

ダイエットにも効果的なので
体力作りも兼ねて運動をしましょう。

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