産後の肌荒れが辛い!皮膚科に行くべきか?

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肌荒れ
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産後の肌荒れはなぜ起きるの?

産後は、急激な体の変化、育児が始まることで生活の変化があります。
その変化によって体には疲労、ストレスが溜まってしまいます。
また、体はホルモンバランスも崩れている状態です。

疲労やストレス、ホルモンバランスの乱れは体にさまざまな症状を引き起こします。
その一つが「肌荒れ」です。

肌荒れと言っても症状は人それぞれです。
症状にはニキビ、湿疹、シミ・そばかす、乾燥、かゆみなどがあります。

産後の肌荒れは皮膚科に行くべき?

産後の肌荒れの症状・原因は人それぞれです。
適切なケアがわからない場合は皮膚科に行くことをお勧めします。
と言っても産後は体が痛く、育児で忙しいため、病院に行くのは困難に感じるものです。

また、授乳中だから薬は使えないと思って、皮膚科に行くのを止める人もいます。

そのため、産後の女性の多くはまずは自分でケアをするでしょう。
市販の保湿クリームや塗り薬はたくさんの種類があり、いろいろ試すこともあります。
食事などの生活習慣に気をつけてみることもあります。

しかし、なかなか症状が改善しない場合は思い切って皮膚科に行ってみましょう。
適切な薬を処方してもらった方が早く治るはずです。

また、肌が炎症を起こしている場合は早めに皮膚科に行きましょう。
炎症が広がる場合もありますし、治りが遅くなることもあります。
さらにひどい炎症となった場合は、最終的に跡が残ってしまうこともあります。

炎症の程度によっては強い薬を処方される場合もあります。
皮膚科で診察を受ける時は、授乳中であれば医師に相談してみましょう。

皮膚科に行ったらどんな薬が処方されるの?

授乳中の場合、皮膚科ではどんな薬が処方されるのかは気になるものです。
また、手などの赤ちゃんに触れる箇所に薬を塗る場合は、赤ちゃんに影響がも心配です。

ニキビの場合、授乳中でなければ炎症やニキビの原因となる菌を抑える薬が処方されます。
しかし、授乳中はこれらの薬が母乳に影響が出る可能性があります。
そのため、漢方薬やビタミンB2などのサプリメントなどが処方されることが多いです。

産後のニキビの主な原因は、ホルモンバランスの乱れと言われています。
漢方薬にはホルモンバランスを整える効果があるものもあります。

漢方薬は、当帰芍薬散や加味逍遙散などが処方されることが多いようです。
これらは、血行を促進して体を温める働きやホルモンバランスを整える働きがあります。

また、ビタミンB2には脂肪の代謝をよくし、肌の新陳代謝を活発にする効果があります。
ニキビ治療に効果が期待されるため、サプリメントとして処方されることがあります。

湿疹の場合、湿疹のタイプによって処方される薬は異なります。

脂漏性湿疹の場合、皮脂の多い部分にマラセチア真菌が増殖することで起こります。
授乳中は、外用の抗真菌薬が処方されることが多いようです。
また、ニキビと同様にビタミンB2のサプリメントが処方されることもあります。

皮脂欠乏性湿疹の場合、皮脂が減って乾燥することで起こります。
皮膚が乾燥してカサカサと粉をふいた状態になり、かゆみを伴います。
そして、かき過ぎると湿疹ができて悪化すれば炎症を起こして広がります。

授乳中は、保湿効果のあるヒルドイドやワセリン、尿素クリームが処方されます。
また、ビタミンB6のサプリメントが処方される場合もあります。
ビタミンB6には、皮膚の炎症を抑える効果があると言われています。

刺激性接触皮膚炎の場合、汗や衣服など原因物質に触れた部分に湿疹ができます。
これもかゆみ、痛みを伴うことが多いです。
通常ならば、ステロイド系の塗り薬や抗ヒスタミン剤の内服薬が処方されます。

しかし、授乳中はこれらの薬は使えないので、保湿クリームや漢方薬が処方されます。
漢方薬であれば、四物湯などが処方されることがあります。
これは、皮膚を保湿する働きや貧血を改善する働きもある薬です。

このように授乳中でもニキビや湿疹に使える薬が処方してもらえると知れば安心です。
ただ、ニキビや湿疹がひどい炎症を起こしている場合は、炎症を抑える薬が必要になります。
その場合は、ステロイド系の塗り薬を処方されることもあります。

ステロイドと聞くと、赤ちゃんに影響はないのかが心配になります。
しかし、ステロイド系の薬には段階があり、赤ちゃんにも影響のない弱いタイプもあります。
長期的な使用ではなく、炎症が治まるまでの短期間なので問題ないとも言われます。

ステロイド系の薬に限らず、処方された薬は塗る量や頻度を間違えないようにしましょう。
赤ちゃんに影響なしと言われる薬でも、使い方を間違えれば影響があるかもしれません。

皮膚科に行ったら、アドバイスももらおう

肌荒れで皮膚科に行った場合は、適切な薬を処方してもらえます。
相談すれば、授乳中でも使える薬を処方してもらえるため安心感もあります。
また、赤ちゃんに触れても問題のない薬も処方してもらえます。

さらに皮膚科では、日常生活で気を付けることやスキンケアの方法も聞いてみましょう。
薬を塗り続けなくても症状が改善するかもしれません。
また、産後の症状が治まった後にも参考にできることがあるかもしれません。

最後に

産後の肌荒れを早く治したいと思うのであれば、ぜひ皮膚科に行きましょう。
そして薬とアドバイスをもらい、辛い肌荒れから解放されましょう。

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