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エネクス・インフラ投資法人・第4期(2021年11月期)決算・一口当たり分配金は6,000円

エネクス・インフラ投資法人2021年11月期決算
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2022年1月14日にエネクス・インフラ投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が6,000円のところ6,000円で着地しました。
尚、利益超過分配金3,437円が含まれています。

目次

大規模メガソーラーの取得による資産規模の急拡大

エネクス・インフラ投資法人2021年11月期決算NOI推移

2021年11月期は、松阪太陽光発電所と新城太陽光発電所という中部地域の2物件を新規取得したことにより、外部成長が大きく進展しました。特に松阪太陽光発電所はパネル出力98.0MW、取得価格40,241百万円という規模であり、投資法人の資産構成を一変させる大型案件となりました。これにより、期末時点の取得済資産は8物件、合計パネル出力139.8MW、価格合計56,496百万円へと拡大し、上場時から約3.4倍の規模に成長しています。

内部成長の面では、既存資産の運営においてエネクス電力がオペレーターとして安定稼働を支えました。遠隔監視システムによる日々の稼働状況把握、O&M業者との連携による保守管理、データ解析を通じた発電パフォーマンスの最大化など、設備の性能維持に向けた取り組みが継続的に行われました。夏季の天候不順や松阪太陽光発電所での火災事故といった不測の事象があったものの、ポートフォリオ分散効果と賃料安定化スキームにより収益への影響は限定的に抑えられています。

大型借入とコミットメントライン設定による財務基盤の強化

エネクス・インフラ投資法人2021年11月期決算LTV・DSCR推移

財務面では、松阪太陽光発電所の取得に伴い、協調融資団から27,900百万円の借入を実行し、期末の借入金残高は36,843百万円となりました。これによりLTVは54.3%となり、資産拡大に合わせた適切なレバレッジ運営が行われています。また、主要金融機関とのバンクフォーメーションを維持しつつ、返済期限の分散や金利形態のバランスを図る方針が示され、長期的な財務安定性を重視した姿勢が明確です。

さらに、2021年3月には三井住友信託銀行との間で借入極度額3,000百万円のコミットメントラインを設定し、将来の資金需要に機動的に対応できる体制を整えました。これにより、新規資産取得の機会を逃さず、成長余力を確保する財務戦略が強化されています。

サステナビリティの観点では、再生可能エネルギー発電設備の取得・運用を通じて、安定した再生可能エネルギー供給に寄与する姿勢が継続しています。FIT制度に基づく長期の調達価格が確保されていることに加え、設備の維持管理を通じて発電効率の最大化を図ることで、環境価値と経済価値の両立を目指す運営が行われました。

なお、当期の業績は営業収益4,606百万円、営業利益1,298百万円、経常利益896百万円、当期純利益894百万円となり、前期比で大幅な増収増益を達成しています。

資産拡大と安定運用が両立した期の総括

2021年11月期は、投資法人にとって外部成長と内部成長がともに進展した節目の期となりました。特に松阪太陽光発電所の取得は、資産規模・発電能力・収益基盤のすべてを押し上げる象徴的な出来事であり、今後の成長シナリオを大きく前進させました。一方で、既存設備の安定運用や事故対応、天候不順への耐性など、内部成長の基盤も確実に維持され、発電量達成率は97%と高水準を確保しています。

財務面では、借入の拡大とコミットメントラインの設定により、成長機会を捉えるための資金調達力が強化されました。分配金は1口当たり6,000円を維持しつつ、利益分配金は前期比で増加しており、資産拡大による固定費負担の改善が投資主還元にも反映されています。

総じて、当期は大型資産の取得による成長と、既存資産の安定運用が両立したバランスの良い期であり、今後の継続的な外部成長と財務安定性を支える基盤が整った一年であったといえます。

エネクス・インフラ投資法人2021年11月期決算

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