授乳中も服用出来るクラシエの葛根湯はどんな漢方薬?

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メーカーで違いが出る漢方薬

漢方薬のメーカーとして、クラシエはツムラと共に有名です。
メーカーによって、効果や成分の配合量に違いはあるんでしょうか?

市販薬も安くはないですよね?
買うなら高い効果が得られる漢方薬を選びたいと思うでしょう。

同じ葛根湯でも、メーカーによって剤型や生薬成分の配合量、味など違いが出ます。
そして、その違いで好みが分かれ、選ぶ基準となることもあります。

漢方薬メーカー、クラシエとは?

ツムラに続き、日本の医療用漢方薬市場で2位につけている製薬企業です。

クラシエの生薬の生産拠点は、中国の青島にあります。
1988年に青島華鐘製薬有限公司を設立し、高品質生薬の安定を確保しています。
そして、日本と同じ基準に基づいた漢方の生産をしているんです。

クラシエの生薬は、基本的に「日本薬局方」の基準に従っています。
そこに、独自の規格を追加して、更に品質の確保に細心の注意を払っています。

クラシエの漢方薬

クラシエの漢方薬は顆粒で、かなり細かくてサラサラしています。
一部の漢方薬は錠剤タイプもあるので、好みで選びましょう。

日本薬局方では、葛根湯の配合の規定として4種類の処方があります。
それによってメーカー毎に配合量もバラバラなんです。

ここでは、クラシエとツムラを比較してみましょう。

<クラシエ葛根湯エキス顆粒>
・カッコン→8グラム
・タイソウ→4グラム
・マオウ→4グラム
・カンゾウ→2グラム
・ケイヒ→3グラム
・シャクヤク→3グラム
・ショウキョウ→1グラム

<ツムラ葛根湯エキス顆粒>
・カッコン→4グラム
・タイソウ→3グラム
・マオウ→3グラム
・カンゾウ→2グラム
・ケイヒ→2グラム
・シャクヤク→2グラム
・ショウキョウ→2グラム

配合量を見ると、クラシエの方が有効成分が多く配合されているように見えますね。
でも、効果に大きな違いはないんです。

漢方薬は処方される際、服用する人の症状や体質、そのときの季節が考慮されます。
なので、処方された漢方薬の有効成分濃度が濃ければ濃いだけ効く訳ではありません。

そういうことから、漢方薬を選ぶときは好みで選んでも問題はないんです。

ツムラとクラシエの違い

日本の医療用漢方薬市場の1位と2位のツムラとクラシエの違いは何でしょう?
それは、剤型と味、そして生薬成分の使用量です。

普段飲む薬の剤型と味って、気にしませんか?
気にする人もいれば、気にしない人もいるでしょう。
でも、口に含んだときに感じたことを気にする人って結構いますよね。

「飲みやすい」と思う薬もあれば、「飲みにくい」と思う薬もありますよね。
飲みやすさは、薬を選ぶ際に重要なポイントになるんです。
飲みにくければ、飲む際に抵抗感が出てきてしまいますよね。

それは漢方薬も同じです。
漢方薬は決して安くありません。
折角選んだのに飲みにくいものだったら、継続して飲めませんよね。

ドラッグストアなどで買える市販薬は、配合された生薬に違いはあまりありません。
飲みやすいと思える好みのメーカーの漢方薬を選びましょう。

ただ、葛根湯以外の漢方薬によっては、配合生薬自体が違う場合もあります。
そこは効果も違ってきますので、確認しましょう。

そして、生薬成分の使用量の違いについてです。
ツムラの葛根湯は医療用と市販薬で、生薬成分の使用量が違うんです。
比較すると、市販薬の生薬成分は医療用の2/3となっています。

ツムラの葛根湯は、薬として医療用の方が優れていますね。

では、クラシエの葛根湯はどうでしょうか?

クラシエが出している葛根湯には、いくつか種類があります。
市販薬のクラシエのほとんどの葛根湯は、医療用と同量の生薬が使われています。

市販の全てが医療用と同じ量という訳ではありません。
中には、医療用の3/4の成分が使われている市販薬もあります。

ツムラとクラシエでは、使っている生薬や抽出方法は同じです。
でも、生薬の使用量という部分で違いがあることが分かりましたね。

そのような部分も、葛根湯を購入する際の選択肢として、入れてみて下さい。
好み以外の選択肢として、有効だと思います。

副作用について

葛根湯には、副作用がないことはないです。
症状として少なからずあります。

薬の飲み合わせが悪かったりすると副作用が出てきます。
また、漢方薬が体質に合わなかった場合などにも出ます。

主に現れる副作用は、蕁麻疹や不眠、動悸や食欲不振、浮腫みなどです。
蕁麻疹は、体外に現れればまだ良いです。
体内の気管に出てしまうと、呼吸困難の危険があるので、注意が必要です。

また、滅多に起こりませんが、下記のような副作用もあるので気をつけて下さい。

・偽アルドステロン症
手足のダルさ、痺れや突っ張り感、こわばりが見られる。
そして、脱力感やこむら返り、筋肉痛が現れ、段々きつくなっていきます。

・ミオパチー
筋肉の痛みやこわばり、筋力の低下が見られます。

・肝機能障害と黄疸
体がダルさや嘔吐、食欲不振や痒みが出ます。
そして、白目や皮膚、尿が黄色くなるといった症状が見られます。

上記のような副作用が出た場合、医師や薬剤師さんに相談して下さい。

まとめ

葛根湯のメーカーによって、様々な違いがあることが分かりました。
その違いが、服用する人にとって、購入時の選ぶ基準となります。

飲みやすいタイプ、飲みやすい味も、それぞれ人によって好みがありますね。
その好みが分かるのは自分です。

自分の好みを見つけることで、そのときの自分に合った葛根湯を選びましょう。

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